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懐かしいのバイクロボが一気に登場! 懐かしの“メガゾーン”シリーズファン必見!

2007年05月30日 00時00分更新

文● 師 忍

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 まだOVAというジャンルが今のように一般的でなく、アニメといえばTV放映を見るモノだった頃……今思えば非常に豪華にスタッフによるOVAシリーズが生まれた。それが「メガゾーン23」だ。

店頭

中身がよく見えるパッケージが4種類山積みになっている。本体サイズは、小さく10cm程度だ

 「メガゾーン23」は、OVAシリーズとしてパート1からパート3まで発売された。パート1の発売が1985年といまから20年以上も昔の作品。パート1とパート2が直接つながっているストーリーで主人公も同じ。パート3のみ時間の離れた続編となり主人公も交代している。ロボットSFにアイドル歌手という要素を組み込み、メインキャラクターデザインに平野俊弘氏、ヒロイン「時祭イヴ」のデザインに美樹本晴彦氏、メカニックデザインには荒牧伸志氏などのスタッフで作られた。特に美樹本晴彦氏は、その後もシリーズを通してのヒロイン「時祭イヴ」のみゲストデザインとして担当し、作品のイメージを印象づけた。OVAという媒体ならではのコアなファン層に向けた要素が多く、そのことが今なおファンを抱える作品へとつながっている。さらに2007年に入り、パート1の続編となるラジオドラマが放映されたり、新作ゲームの発売が予定されたりと新時代の「メガゾーン23」が始動している。

 今回発売になった「ガーランド」は、シリーズを通して主人公が扱ってきたマシン。アトリエ彩より4種類登場したフィギュアは、「メガゾーン23 パート1」に登場した「ガーランド」が2カラーバージョン、「メガゾーン23 パート2」に登場した「プロトガーランド」、そして「メガゾーン23 パート3」に登場した「E=X ガーランド」となっている。同じガーランドの名前をもった機体でも「オリジナルガーランド」や「GR-2 ガーランド」は今回フィギュア化されていない。店頭での販売価格は、それぞれ3000円程度となっている。

ガーランド

一番なじみ深い、パート1の「ガーランド」主人公カラーバージョン。やはりガーランドといえば、この機体だろう

ガーランド

こちらはおなじパート1の「ガーランド」だが、主人公が強奪する前の自治軍カラー。通好みのガーランドだ

プロトガーランド

パート2に登場した「プロトガーランド」。カラーリング、デザイン共にスポーティからミリタリーへと路線が変更しているように見える。これは、作品内の世界やキャラクターの変化にあわせたものだ

E=X ガーランド

そしてパート3の「E=X ガーランド」。他のガーランドとイメージが異なるのは、新しく作られた量産型ということもある

 ガーランドは、バイク形状の「マニューバクラフト」と人型ロボット形態の「マニューバスレイブ」と2種類の姿に変形できる。これは「メガゾーン23」という作品において、他のメカニックにもあった特徴だ。サイズもパート1の「ガーランド」でマニューバスレイブ形態の場合、全高3.85mとコンパクトなマシンとなっている。また同じガーランドの名前がついていても、機体によってその関連性は異なる。パート1で登場した「ガーランド」とパート2で登場した「プロトガーランド」は、破壊されたガーランドを修復してプロトガーランドとして蘇っており、1台しか存在しない同じ機体と考えてよい。一方で「E=X ガーランド」は時代設定が離れたパート3に登場した機体で、主人公が利用していた量産型だ。

機体説明

パッケージの裏には、いくつかのアクション写真に加え機体紹介もしっかりと書かれている

 残念ながら、フィギュアには可変機能は備わっていない。しかし、全身が可動するフルアクションフィギュアなので、色々なポーズを取らせることが可能。まさにマニューバスレイブ形態のガーランドで、劇中シーンを再現するのにもってこいの製品となっている。ライフルなども手首ごとの差し替えで、持ち替え可能だ。

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