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Flashアニメがとんとん拍子でついには劇場公開へ

映画“秘密結社 鷹の爪”の生みの親、FROGMAN監督に聞く

2007年03月30日 23時07分更新

文● 千葉英寿

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●次回作は島根が舞台だ!!

―― 映画監督になって、この一年で何が変わりましたか?

F やはり暮らしが楽になりました。服も新しいものを買えるようになりましたし、靴もぼろぼろじゃないです。なんていうと、また貧乏ネタ、と言われそうですが、ホントにこの一年でまともな暮らしができるようになりました。家族が島根から東京に出てくる時の交通費も心配しなくてもよくなりましたし、今月、どうしても後○○円足りない、ということもなくなりました。椎木プロデューサーには感謝しています。

―― 東京国際アニメフェアで次回作を発表されましたが、今度はどんなものになるのでしょうか?

F タイトルは“秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE~島根より愛を込めて~”です。今回は舞台を島根に移します。次回もプロダクト・プレースメントを導入しますし、スタッフの意欲を示す“モチベーションゲージ”というものを装備します。どのカットにスタッフがどれだけの情熱を注いだかまるわかりになるというわけです。同時上映は“古墳ギャルのコフィー 12人の怒れる古墳たち”です。

椎木 プロダクト・プレースメントは、映画の限界の3桁超えを目指します。また、本編タイトルのレンタルやサブタイトルのネーミングライツの販売など、大胆なPR手法を導入しようと考えています。

バジェットゲージ

次回作は“バジェットゲージ”(残り予算を棒グラフで示す)に加えて、“モチベーションゲージ”も採用される(写真は本作品のバジェットゲージ)

―― 今後もFlashで製作を続けられるのでしょうか? FROGMAN監督はもともと(ライブの)映像畑の方だとうかがっていますので、そちらに戻る可能性は?

F 作品によってはビデオを回して、ということもあると思いますが、今はFlashで作ることが面白いのでFlashで、と考えています。周囲の期待という面でも、FlashクリエイターのFROGMANと組むことを面白がってくれているので、Flashですね。

―― ところで、監督はキャラクターの中では誰がご自分に近いとお考えですか?

F 総統とかも近い部分がありますが、ダニエル*1がもっとも自分に近いかなと思います。

*1ダニエル:“古墳ギャルのコフィー”に登場するコフィーの幼馴染で、四隅突出型墳丘墓高校生

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