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四本淑三の「ミュージック・ギークス!」 ― 第14回

音楽に新しい憧れを 初音ミク・古川Pが語る

2010年01月23日 12時00分更新

文● 四本淑三

睡眠時間を削って制作時間を稼ぐ

――仕事と並行させて創作するのは難しくないですか?

古川P 一日の作業のテーマとして「次の日の通勤時間、空き時間にチェックできるようなものを必ず仕上げる」ということは意識しています。電車でも昼飯でもチェックバックをひたすらやって、気になるところをメモっておいて、自宅で一気に修正する、という形ですね。僕は大体3時に寝るので、仕事終わって帰ってからだと7時間は使える。それだけあればなんとかなりますね。

古川Pの公式サイト「古川本舗」。本業のデザインセンスが光る

――睡眠時間は?

古川P 4時間です。

――それはつらくないですか?

古川P 慣れれば意外と平気ですよ。やらない時もありますし。

――作るだけでなくインプットも必要だと思うんですが、最近どんなの聴いてます?

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古川P 最近はmumとharuka nakamura、DoFがツボでした。シガー・ロスも大好きです。音楽に関して今はそんなに好き嫌い激しいほうではないと思います。バンドやってたときのほうが好き嫌い多かったかも知れないです。アウトプットに関係ないと思ったらあんまり聞きませんでしたし。

――だったら今はなんでもできるぞと。

古川P 今は「アウトプットしない」という選択肢もありますからね。極論を言えば、明日から一切曲作りませんと言うことも出来るわけです。生活の基盤が別にあるわけですから。いつやめてもいいからこそ自由にやれるところはあると思いますね。

――まだやめませんよね?

古川P やると思いますね。面白いから。

――どこが面白いですか?

古川P バンドをやっている時は、曲が完成して誰かのところに届くまでにすごいラグがあって、こちらのテンションも先細りしていく。でも今は出来た曲をすぐ何万人、何十万人に聴いてもらえるという場がある。「ライブやります!」って友だちにメールしてひんしゅく買うことも、機材車のローンに苦しむこともないですからね。その環境自体が面白いですよね。

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