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四本淑三の「ミュージック・ギークス!」 ― 第22回

ボカロで「自由」を手に入れた 佐久間正英が語る音楽の未来

2010年05月08日 12時00分更新

文● 四本淑三

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伝説的音楽プロデューサー・佐久間正英さんに話を聞いた

 「あの大物音楽プロデューサー、佐久間正英がボーカロイドを使い始めた!」

 というのが話題になっている。ガットギターやピアノのインストゥルメントを毎晩「twaud.io」に上げていて、それだけでも十分注目に値することだったのだが、ある夜からそこに「Goodnight_to_followers」と題した「巡音ルカ」のボカロ曲も加わり、一時はtwaud.ioのランキング上位3曲をボカロ曲が占めるということも起きた。

twaud.io

twaud.io : Twitter上で楽曲を共有するためのサービス。佐久間さんのアカウントはこちら

Goodnight_to_followers : 佐久間さんが最初に上げたボカロ曲。ツアー中に作った曲に、hachiというバンドのボーカリストであるハツエさんが、歌詞を付けたもの。ライブハウスの楽屋で歌詞を書いてもらい、終演後に皆で歌った曲で、それをボカロでやったものだという

 GLAYのプロデューサーとして知られている佐久間さんだが、彼のキャリアは70年代を代表する日本のロックバンド、四人囃子のベーシストとしてスタートした。その後「素人のパーティーバンド」であったプラスチックスに加入、テクノポップブームを巻き起こした。

 音楽プロデューサーとしての仕事は、1979年のP-MODELのファーストシングル「美術館で会った人だろ」からスタート。以降手がけた仕事は、GLAY、JUDY AND MARY、エレファントカシマシ、くるり、L'Arc~en~Ciel、THE BLUE HEARTS……と枚挙にいとまない。間違いなく80年以降のJ-POP全盛期を支えた一人と言っていいだろう。

 その佐久間さんがプロデュースした一連のアーティストの中に「Dip in the Pool」という二人組のユニットがあった。実は私はこのユニットのレコーディングにギターで参加したことがあり、その縁でTwitter上でも何度かやり取りをしていたのだ。

 ある日、私は自分のMacBook Proに、MacOS X上でVOCALOID2を使うべく、CrossOver Macを入れ、こうツイートしたのだった。

四本 「すげー、MacでVocaloid2が動いてるぞ!(当たり前か!)」
佐久間 「Macバージョン出たですか?」「あ!なるほどそういうことですね~」

四本 「佐久間さんもVocaloid使うんですか!?」
佐久間 「最初からとてもやりたかったんですけどWindowsなんで意地で避けてました」

四本 「では、試用期間30日あるので、ぜひCrossOver Macをお試し下さい。それで曲ができたら取材に行きますから!」
佐久間 「取材して欲しいからチャレンジしてみまーす!」

※ これ以降はまとめサイト「トゥギャッター」をどうぞ。

佐久間さんのTwitter

 その後、程なくして、本当にボカロ曲が上がってしまった。これは約束通り取材に行くしかない! というわけでASCII.jpボカロチームは、東京・目黒にある佐久間さんのレコーディングスタジオへ向かった。ちなみに私と佐久間さんは約20年ぶりの再会だった。

CrossOver Mac : MacOS X上でWindowsのアプリケーションを動作させる互換レイヤーソフト。VOCALOID/VOCALOID2にも対応している

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