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四本淑三の「ミュージック・ギークス!」 ― 第38回

アーティスト印税、安すぎた? 大物プロデューサーの決断

2010年10月23日 12時00分更新

文● 四本淑三

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 The d.e.pが9年ぶりの新作「RAINBOW / Moon Smile」を発表した。

「RAINBOW / Moon Smile」

 リリースの理由は、ミック・カーンのがん闘病支援(関連記事)。新作2曲入りのカップリングCDは11月上旬に発売だ。それに先駆け、10月23日から、nauOTOTOYiTunes Storemusico.jpといったサイトからダウンロード配信が始まる。発売先は全23ヵ国で、1月上旬にはAmazon経由でMP3も配信開始する。

 このThe d.e.pの新作で興味深いのは、プロデューサーである佐久間正英さんが新たに設立した「サーキュラー・トーン・レコーズ」(CircularTone Records)のリリース第一弾でもあることだ。

 このレコード会社は、利益分配率をアーティストとレコード会社で50:50に設定している。nauやDIYSTARSのように、サービス側の取り分を最小化するのが最近の流れであり、それに比べれば利率は低い。

サーキュラー・トーン・レコーズ

 だがサーキュラー・トーン・レコーズは配信サービスではなく、音源の制作機能を持つ完全なレコード会社であり、その上でこの利益分配率を設定したことに意味がある。現状に合わない古い音楽制作システムや、それに基づく権利の設定を見直すところから、このレコード会社はスタートしているのだ。

 そこでサーキュラー・トーン・レコーズ代表として佐久間正英さんに取材し、このレコード会社を設立した理由を訊いてきた。

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