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四本淑三の「ミュージック・ギークス!」 ― 第25回

初音ミクに見る音楽の世代観 小林オニキスさんが語る

2010年06月19日 12時00分更新

文● 四本淑三

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小林オニキスさんの「サイハテ」(PV)より

 今さら感は非常に強いが、今回のインタビューには、小林オニキスさんをお迎えした。小林さんは2007年末にニコニコ動画に登場した、ボーカロイド(ボカロ)第一世代の有力Pの一人。ボカロ好きには言わずと知れた、あの名曲「サイハテ」の作者だ。

 サイハテの公開は2008年1月。当時としては珍しかったアニメーションをPVに取り入れた。ポップなメロディ・四つ打ちのビートの曲調とは裏腹に「死別」という重いテーマを持った、非キャラクターソングの走りでもあった。結果として幅広いリスナーを得て、公開から2ヵ月と経たないうちに再生回数は100万回を超えた。

 この曲のもう1つのトピックは、元スーパーカーのフルカワミキにカバーされたことだった。これはボカロ曲がメジャーのアーティストに演奏され、JASRACに登録することなく音源が流通した初のケースだった。サイハテは二次創作が多い事情を勘案した上で、メジャーとボカロの垣根を超えたコラボレーションを実現したのである。

 ただし、小林オニキスさん自身は昨年2月に投稿した「甘い罠」以降、ニコニコ動画に一切の曲をアップロードしていない。しかしその後、音楽シーンは予想以上のスピードで変化が進んだ。つい先日も、ボカロ曲のコンピレーションCDがオリコンのトップに立つという象徴的なでき事があったばかりだ。

 ボーカロイドブームが起きてから早や3年が経つ。ボカロ第一世代であり、メジャーとボカロの境界線に立った最初の作家は、今の状況をどう受け止めているのか? このタイミングで小林オニキスさんに取材をお願いしたのは、そういう意図からのことだった。

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