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| 七尾旅人 |
シンガーソングライター・七尾旅人。
ささやくような歌声からプリンスのようなシャウトまで、圧倒的なボイスコントロール、そしてガットギターを抱えた風貌からはうまく想像できないが、人一倍インターネットの可能性を感じ、それを音楽活動に取り込もうとしているミュージシャンの一人だ。
7月7日に発売された3年ぶりの新譜「billion voices」はTwitterやYouTubeなどのパーソナルメディアで「何億もの声が顕在化している状況」を捉えたアルバムという。
アルバムは先行配信曲の「検索少年」※、DJやけのはらと共演した「Rollin' Rollin'」を含む構成。これまで2枚組、3枚組の長大な物語として提示されてきた彼の作品としてはかなりポップで聴きやすい。音楽的にもパンクジャズからテクノサウンドまで、様々な手法を駆使して現在をとらえようとする意欲作だ。
同時に彼は「DIY STARS」という音楽配信システムの提供をはじめている(サイト)。これはアーティスト本人のウエブサイトに課金決済システムを埋め込むもので、一般の音楽配信サイトのように「売ってあげます」型のサービスではない。その代わり、ZIPで圧縮できるデジタルデータなら何でも販売可能で、DIY STARS側はマージンを取らないため、売上金額から決済代行手数料(約5.5%)を引いた額がそのままアーティスト側の利益になる。
このDIY STARSを利用した配信の第一弾は、七尾旅人の「検索少年」。第2弾はU-zhaan ×rei harakamiの「川越ランデヴー」だった※。その他にも大友良英、やけのはら、オオルタイチ、neco眠る、石橋英子らのリリースが計画されているという。
そして一見すると、この新しい音楽配信システムと今回のニューアルバムは、まったく関係ないことのようだが、本人いわく「billion voicesとDIY STARSは一緒のことで、根がつながっているんです」という。一体それはどういうことなのだろうか?
※ 検索少年 : PVの一般公募も実施中(公式サイト)。締切は7月29日18時だ。急げ!
※ 川越ランデヴー : 埼玉県川越市にある、ゴボウ専門店「斉藤牛蒡店」がテーマ。実家が近いという担当編集Mくんの取材によれば、百年以上続いている超老舗のゴボウ専門店らしい
七尾旅人/billion voices
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価格:3000円 発売:felicity / P-VINE RECORDS
購入:Amazon.co.jp
MIDNIGHT TUBE/I Wanna Be A Rock Star/one voice (もしもわたしが声を出せたら)/検索少年/シャッター商店街のマイルスデイビス/BAD BAD SWING!/なんだかいい予感がするよ/あたりは真っ暗闇/beyond the seasons/どんどん季節は流れて/Rollin' Rollin'/1979、東京/おめでとう/私の赤ちゃん(全14曲)
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