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四本淑三の「ミュージック・ギークス!」 ― 第21回

ネットに「パーソナリティ」は必要か――聴き専ラジオの考え方

2010年04月24日 16時24分更新

文● 四本淑三

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「VOCALOID 聴き専ラジオ」オフィシャルロゴ (C) uraHanabi

 毎週土曜日23時頃から始まる「VOCALOID 聴き専ラジオ」というウェブラジオがある。

 文字通り、歌声合成ソフト「ボーカロイド」で作られた曲を、「聴き専」と呼ばれるリスナーが選曲して流している音楽番組だ。以前、山本ニューさんのインタビュー(関連記事)でも言及された通り、リスナー発の新しいボカロ文化と言えるだろう。

聴き専ラジオ公式サイト

 メインのメンバーは3人。それぞれSkypeの会議通話モードを使って接続し、それぞれの自宅から放送している。時々音は途切れるし、ストリーミングのビットレートも低いので音質も良くない。聴取者数は多くても100人程度。もちろんやっているのも素人……。

 かと思いきや、どうもおかしい。テーマ、選曲、そしてしゃべりの内容と、音楽番組としてしっかり構成されている。主にしゃべっているのは「NezMozzさん」という女性。適度にテンションのあるしゃべりと、豊富な音楽的知識で、ボカロ曲を独自の切り口で紹介していくのだ。一体この人たちは何者なのだろう?

 音楽シーンは作り手と聴き手がいて初めて成立する。そして我々はボーカロイドの聴き手がどんな人達なのか、自分たち以外のことはほとんど知らない。そうした聴き手の側から出てきたアプローチとして、聴き専ラジオは興味深い。早速取材を申し込み、僕らも彼らのSkype会議通話に加わったのだった。

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