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ニコ動発アーティストの「今」を知る

バルシェ×minatoが語る、ここに注目「storyteller」!

2010年08月14日 12時00分更新

文● 広田稔

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 歌い手や踊り手、実演家、作曲家、イラストレーター、動画制作者──。

 動画コミュニティーサービス「ニコニコ動画」が、数多くの若い才能を発掘してきたという話は、ASCII.jpの読者なら周知の事実だろう。その中でクリエイターたちは、CDや出版物を作ったりイベントを開催したりと、ネットという枠を飛び出すようになってきた。

 女性歌手「バルシェ」さんもその一人だ。少年のような声(イケ声)をメインに、七色の声を使い分けて多くのニコ動ユーザーを魅了した。「右肩の蝶レンver.歌ってみたver.バルシェ」は、100万回を超えるほど再生されている。

 人気を受け、3月にはニコニコ動画での活動を総括したカバーアルバム「valuable sheaves」を発売。9月23日にはニューアルバム「storyteller」をリリース予定だ。

「storyteller」(9月23日発売)

 「stooryteller」で注目したいのは、プロデューサーに「minato」氏を迎えたこと。200万再生の「magnet」、100万再生の「RIP=RELEASE」といったボーカロイド曲を手がけた作曲家。ニコ動で歌ものを聴いている人なら彼の曲をどこかで1回は耳にしているはず。minato氏は、「トゥライ」名義で歌手としても注目を集めている。

 そんなツートップが一緒に作ったと聞くだけでも気になる「storyteller」。そもそもどんな経緯で2人は出会って、このアルバムを作ることになったのか。また、ネットでの直販や同人即売会で売るという選択肢もある中、なぜ一般流通を選んだのか?

 今回、バルシェさんとminato氏、このCDの販売元であるレーベル「5pb.」の原史顕氏に直接インタビューする貴重な機会を得たので、ニコ動の投稿に至るまでのバックグラウンドも含めて聞いてみた。



(次ページに続く)



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