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音楽アプリの達人が、アップルストア銀座で豪華セッション!

2010年08月07日 12時00分更新

文● 四本淑三

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 7月31日、アップルストア銀座の3Fシアターで「iPhone & iPad アプリ・ミュージック・フェスティバル」というライブイベントが催された。同日にフジロックフェスティバルが開催されていたので、冗談交じりでこのようなイベント名になったものと思われるが、銀座の方は入場無料の気軽なイベントだった。

 そこに集まったのは「音楽アプリの達人」と呼ばれるプレイヤー、そしてアプリ開発者たちであった。なにしろ主催は、やり過ぎなくらいマニアックな楽器アプリ「Manetron」「PocketOrgan C3B3」の開発者である山崎潤一郎さんなのだから。いわばガジェット系楽器の最前線を垣間見られる貴重なイベントでもあった。

 そのトップバッターは「KORG DS-10」のプロデューサーである佐野電磁さん。この日、彼が何を使って、何をやるのかに注目が集まっていたのだった。


佐野電磁さんによる謎のパフォーマンスで開演

 まずAppleStoreのイベントだというのに、堂々とニンテンドーDSを開くところから佐野さんのパフォーマンスは始まった。

 DS上で動いているのは、見慣れた「KORG DS-10」。その出力をギター用オーディオインターフェイス「iRig」(公式サイト)に接続し、ギターエフェクトアプリ「AmpliTube」を使って歪ませたりワウをかけたりというパフォーマンスが展開された。しかし、これは謎だ。

 空気を察した佐野さんはすかさず口を開く。「実はここで皆さんにお見せしたいものがあったのですが」と。

謎のパフォーマンスと、言い訳めいたトーク(ただしテンションは高い)を展開して去った佐野電磁さん

 佐野さんといえばこの春に株式会社キャビアを退社し、同じくAQインタラクティブを退社した岡宮道生さんと共に会社を立ち上げた。その会社にはプロキオンスタジオの光田康典さんも参加しているという。つまりこの会社「KORG DS-10」開発チームそのものなのだ。一体この3人で何をやるつもりなのか。これはもう期待せざるを得ないではないか。

 そこで演奏(とトーク)が終わった佐野さんが隣の席にやってきたので、新しい会社で何をやっているのか、一体今日は何を見せるつもりだったのかを聞いてみた。

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