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週替わりギークス 第320回

きゅんくんの2024年一番買ってよかったもの発表します

2024年12月28日 07時00分更新

文● きゅんくん

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 きゅんくんの2024年一番買ってよかったものを紹介する。

 4人用ピンマイク「comica Vimo Q」である。

 お値段はAmazonで4万900円。高い買い物ではあったが、購入して良かったという結論に至った。

Image from Amazon.co.jp
comica Vimo Q 送信機4台+受信機1台 ワイヤレスピンマイク 200m伝送距離、CalMixオーディオ処理、充電ケース付属 動画撮影 オンライン授業 VLOG Live PC/スマホ/ビデオカメラ/タブレット/レコーダーなどに対応 小型軽量ワイヤレスマイクシステム スマホ外付けマイク iPhone外付けマイクワイヤレス

 4人で動画を収録する時に役に立つピンマイクだ。

 2人用のピンマイクセットはよく売っている印象があるが、4人用はなかなかない。4人用があっても、音質だったり使いやすさが微妙なものが多く、アマチュア用で音質、使いやすさのクオリティが高いのはこの「comica Vimo Q」くらいではないだろうか。

 開封レビューを兼ねてこのピンマイク「comica Vimo Q」について解説していく。

4人用ピンマイク「comica Vimo Q」の魅力

 まず、このピンマイクを買おうと思ったのは、マジック:ザ・ギャザリングというトレーディングカードゲームの統率者戦のゲーム動画を撮りたかったからだ。統率者戦は4人で戦うことが多く、4人のピンマイクが欲しかった。

 このマイクで撮った動画がこれである。

 カメラとの距離が離れていても声が聞き取りやすい動画に仕上げることができた。

専用ケース

 音質が良いだけでなく、とにかく使いやすいのも特徴だ。

 専用ケースがバッテリー内蔵充電になっており、マイクを入れてケーブルをつなぐだけですべて充電される。

充電が簡単

 ペアリングも簡単で、ケースから外すだけで受信機と送信機のペアリングが完了する。

ケースから外したところ(新品のためフィルム保護がされている)

クリップつきで服などに装着できる

 各アイテムは後ろにクリップがついており、服などに装着できるようになっている。

 送信機側を胸元など服に装着し、受信機をカメラに接続すれば送信機の収録した音が受信機を通してカメラに接続される。

クリップがついている

服に装着できる

 このピンマイクには小回りが効く機能がいくつかある。音量調節機能とノイズキャンセリング機能だ。

 送信機のサイドのボタンで設定する。

 先ほどのゲーム動画も、人によって声の大きさが違うのでこの音量調節機能で大きい声の人は小さめに、小さい声の人は大きめに調節している。各送信機にボタンがついているので、人ごとに調節できる。

 ノイズキャンセリング機能については後述するが、筆者としてはうるさくない場所でも使ったほうがいいという認識で、先ほどの動画でも使用している。

送信機サイドのボタン

アクセサリー:各種ケーブルと風防が付属

 アクセサリーも充実しており、各種カメラやスマートフォンに繋ぐケーブルや、風防が付属している。

風切り音が入らないようにする風防

スマホに繋ぐためのケーブル

カメラに繋ぐためのケーブル

スマホやコンピュータに繋ぐためのケーブル

風防をつけてみた

スマートフォンでテスト収録

 Type-Cしかコネクタのないスマートフォンで収録したいときは、別途アダプターが必要になる。

 そのアダプターでスマートフォンに接続し、テスト撮影をしてみた。

使用したアダプタ

この状態でスマホに接続する

 まず、自宅で「comica Vimo Q」をスマホに接続して、音声収録テストをしてみた。

 音質はこの手軽さで考えたら良い感じなのではないだろうか。音声が入力されているとゲージが上がり、視覚的にわかりやすい。

 ノイズのない自宅なのだが、ノイズキャンセリング機能ありでも収録してみた。

 パッと聞いた感じだとノイズがない部屋のせいかあまり変化がわからない。そこで、騒がしい場所でもテストしてみることにした。

 とても騒がしいカードショップで、まずはiPhoneのマイクで動画を撮ってみた。iPhoneはiPhone15 Proを使用している。

 周りの喧騒にかき消されて声が聞き取りづらいのがわかる。これでは、なんと言っているかまったくわからない。

 次に、「comica Vimo Q」をiPhoneに接続してピンマイクで収録してみた。

 かなり声がはっきり聞き取れるようになった。

 ただ、ちょっと聞き取りづらいかな、という場面もある。

 最後に、「comica Vimo Q」をiPhoneに接続してノイズキャンセリング機能オンで収録してみた。

 ノイズが除去されてクリアに聞き取れる。ノイズキャンセリング機能を使うと、ノイズが除去されるのはもちろんなのだが、声の大きさが一定に調節されて聞き取りやすくなる気がした。

 そこで静かな場所でもノイズキャンセリング機能をオンにして使うことにしている。

4人分をバラバラの音源として収録することもできる

 これらの動画では、2人の音声を一緒くたにモノラルで収録したが、「comica Vimo Q」では、パラレルで収録をすることもできる。

 2人を1本のパラレル線で左右に分けるだけでなく、4人を2本のパラレル線でバラバラの音源として収録することができる。

 ちゃんと編集をしようと思ったら、この人のこのセリフだけカットして……といった作業が可能になる。

 本格的にピンマイクを使いたい時にかなり役に立ちそうな機能だ。

4人別々に録音できる

 一旦編集にはこだわらずに動画を出したかったので、4人を一つのモノラル音声にする出力の仕方を採用した。

 動画を撮ってみて悩んでいる問題がある。今回顔出しなしで手元と声だけの動画だったので、誰が喋っているかわからない動画になってしまった。

 喋っている人が誰なのかがわかるように、動画内で編集を加える必要がある。

 しかし、1ゲーム1時間の動画に手作業でテロップ等をつけるのは現実的でない。

 4人パラレル音声で収録して、この人の声が発せられている時だけこの編集を加えるなどを自動化できたらかなり便利かもしれない。

 次回収録の際にやってみよう。

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