ASCII Power Review 第148回
Dynabookクオリティーのお買い得モバイルノート
dynabook V4/U 実機レビュー = Windows 11搭載ノートの高コスパ優等生だった
2021年10月21日 13時00分更新
Dynabookは、「ディスプレー回転型5 in 1 PC」のdynabook Vシリーズに、Windows 11をプリインストールし、「Core i3-1115G4」を搭載したエントリーモデル「dynabook V4/U P1V4UPBB」(以下、dynabook V4/U)を11月上旬に発売する。
本製品はディスプレーを360度回転させ、さまざまなスタイルで利用可能な「5 in 1 PC」。変形機構を備えつつも、MIL規格(MIL-STD-810G)に準拠した耐久テストをクリアーした堅牢ボディーを実現し、さらに約979gの軽量性も達成している。単にパフォーマンスだけでなく、バランスのよさを求める方にピッタリのマシンなのである。
360度回転ディスプレー機構を備えつつ
1kg切りの軽量ボディーを実現
dynabook V4/UはOSに「Windows 11 Home 64ビット」、CPUに第11世代(Tiger Lake)の「Core i3-1115G4」(2コア4スレッド、3.00~4.10GHz)を採用。メモリーは8GB(LPDDR4X-4266)、ストレージは256GB(PCIe Gen3 x4接続)を搭載している。
ディスプレーは13.3型フルHD液晶(1920×1080ドット)を搭載。高輝度、高色純度、広視野角を謳ったIGZO液晶パネルが採用されており、表面処理はノングレア(非光沢)だ。
インターフェースは、Thunderbolt 4×2、USB 3.1 Gen1 Type-A×1、HDMI×1、microSDメモリーカードスロット×1、3.5mmコンボジャックを装備。ワイヤレス通信機能はWi-Fi 6(11ax)、Bluetooth 5.2をサポートする。
ちょっと変わっているのがカメラ構成。ディスプレー上部に内蔵した約92万画素のウェブカメラに加え、タブレットモードなどでの利用を想定した約800万画素のカメラが搭載されている。なお生体認証は顔認証センサーを採用している。
本体サイズは303.9×197.4×17.9mm、重量は約979g。設計容量53,130mWhのバッテリーを内蔵しており、バッテリー駆動時間は約24時間と謳われている。
本製品は360度回転ディスプレー機構を備えつつ1kg切りの軽量ボディーを実現している。携帯性はもちろんのこと、タブレットスタイルでも無理なく利用できるのが本製品のアドバンテージだ。
軽量ボディーながら、2軸同期ヒンジの剛性に不安なし
dynabook V4/Uは「5 in 1プレミアムPenノート」と謳われており、ノートPC、スタンド、テント、タブレット、そしてフラットスタイルで利用できる。2軸同期ヒンジの剛性は高く、変形時に不安感はない。回数は記載されていないが360度開閉ヒンジ試験機で耐久試験も実施されているので、ひんぱんにスタイル変形を繰り返しても簡単にへたることはないはずだ。
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