4K映像を記録したBlu-rayディスク『UHD BD(Ultra HD Blu-ray)』の再生に対応する内蔵型ドライブが、ようやくPC向けにも登場した。パイオニアの『BDR-S11J-BK』『BDR-S11J-X』だ。利用には最新のプロセッサーやマザーボード、対応ディスプレーなどが必要となることもあり、ややハードルは高い。とはいえ、ゲームや動画サイト・サービスに続き、PCを使って4Kで楽しめるコンテンツの選択肢が増えたのは喜ばしいことだ。
そもそも、PCで4K(3860×2160ドット)環境を整えるメリットは大きく2つある。ひとつは、広大なデスクトップ画面を使って作業できること。複数のウィンドウを重ねる事なくブラウザーやアプリを並べられるため、切り替える手間なく効率よく作業ができるわけだ。もうひとつのメリットが、解像度の高さを活かした高画質表示だ。写真であれば細部まで潰れることなく表示できるようになるし、ゲームやYouTube・Netflixの4K動画なら、より緻密で臨場感のある映像が楽しめるようになる。
4Kを取り巻く環境が整いつつある今、PCを自作するのであれば、将来的な4K化も視野に入れたパーツ選びをしたいところ。とはいえ、ひとくちに4K対応といっても、目的によってキーとなるパーツは大きく違ってくる。そこでこの記事では、『ゲーム』『動画サイト・サービス』『UHD BD』と目的を大きく3つに分け、それぞれでキーとなるパーツをピックアップ。さらにコンテンツを楽しむための必要条件などを確認し、実際にPCを組み上げてみた。読者の参考になれば幸いだ。