ここまでの数回で、iOSのウェブビューを使った簡易なウェブブラウザーを作成しました。今回からは、ガラッと変わってテーブルビュー(UITableView)を扱います。
テーブルビューって何?という人も、iOSを使っていれば間違いなく日常的に目にしているはずです。一定間隔で横罫線が引かれ、その間に文字や画像あるいはスイッチなどのコントロール類が並び、全体が縦にスクロールするようなビューは、テーブルビューだと思ってまず間違いありません。代表的なのは、iOSの「設定」アプリですね。テーブルビューを使うと、特別なレイアウトというものをほとんど意識せずに、いろいろな項目をきっちりと配置でき、しかも項目数に応じて自動的にスクロール機能も使えるので、非常に便利です。
名前からわかるように、テーブルビューも一種のビューなので、そこにはビューコントローラーが付随しています。その専用ビューコトンローラーはUITableViewControllerです。もちろんテーブルビュー本体だけでなく、それを利用するためのさまざまな機能を最初から含んでいるコントローラーです。さっそくそれを利用して、プログラミングを始めましょう。
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