前々回から「Shapes」のテンプレートを利用したグラフィックのプログラミングに取り組んでいます。前回は、デフォルトの状態で図形を描くことから一歩踏み出し、最初からパラメータを与えて描く方法を試しました。また、その方法で円と直線を描いてみました。今回は、さらに別の図形を描く方法を取り上げます。
その中で今回は、特に長方形の描き方の実例を示します。プログラムのループ機能を使って、複数の長方形を画面上のさまざまな位置に描いてみます。その際にちょっとこだわりたいのが長方形の色です。
これまで図形の色については、カラーパッチを使って簡便に指定する方法を使っていました。その方法はプログラミング時に色を決めるのには都合がいいのですが、プログラムの実行中にあとから色を変更することができません。複数の長方形をループで描く際に、1つずつ色を変更したい場合には、その色指定方法は使えません。しかし色の指定方法にはさまざまなバリエーションが用意されています。意外に思えるほど便利な機能もあります。今回は、そのあたりもしっかり確認しましょう。
この連載の記事
- 第100回 SceneKitの物理現象シミュレーションとアニメーションをARKitに持ち込む
- 第99回 「物理学体」と「物理学場」を設定して物理現象をシミュレーション
- 第98回 SceneKitのノードに動きを加えるプログラム
- 第97回 いろいろな形のノードをシーンの中に配置する
- 第96回 SceneKitの基礎シーンビュー、シーン、ノードを理解する
- 第95回 現実世界の床にボールや自動車のモデルを配置する
- 第94回 ARKitを使って非現実世界との融合に備える
- 第93回 ARKitが使えるiPadを識別するプログラム
- 第92回 Swift Playgrounds 2.1での問題点をまとめて解消する
- 第91回 iPadの内蔵カメラで撮影した写真を認識するプログラム
- この連載の一覧へ