世界最先端のテクノロジー情報をお届けするグローバルメディア「MITテクノロジーレビュー」から、ビジネスに役立つ注目のテック企業の最新動向、イノベーションにつながる最新の研究内容をピックアップして紹介します。
毛髪や爪、視力にも影響? GLP-1薬の気になる副作用
米国人の11%が減量目的で服用するGLP-1薬。新たな効能が次々と報告される一方、副作用がどの程度広く及ぶのかはまだ分かっていない。脱毛や爪の異常、視力喪失との関連を指摘する研究や訴訟もあるが、結果が一致しないものもある。
気候テック10:「持ち運べるダム」で洪水に備えるウェーブセーブ
オランダのウェーブセーブは、水を注入して膨らませる可搬式のゴム製ダムで洪水から地域を守り、ためた水を灌漑(かんがい)にも生かす。
減量薬に「抗老化」効果か、 製薬大手2社が学会発表 心臓年齢で最大4年の差
イーライリリーとノボ ノルディスクは、自社のGLP-1薬を服用した過体重または糖尿病の患者で、老化時計で測った生物学的年齢がプラセボ群より低かったと学会で発表した。ノボ ノルディスクによると、心臓のタンパク質を調べる時計では差が最大4年に達した。ただ、健康な人にも効果があるかどうかは分かっていない。
廃業企業のメールやSlackがAI訓練に、「葬儀屋」ビジネスが活況
事業を畳むスタートアップのコードやメール、Slackの履歴が、AIの訓練データとして売られている。仲介企業の1社は150件超の取引を手がけ、8月にはグーグルが破産手続き中のスピリット航空のデータを1000万ドルで購入した。だが、データには個人のプライベートな情報が潜み、弁護士は「AI訓練の無法地帯」と警鐘を鳴らす。
「臓器が患者を待つ」時代へ?1年間保存したブタ腎臓が再び機能した
ミネソタ大学の研究チームが、マイナス150度でガラス化して保存したブタの腎臓を再加温し、再び機能させることに成功したと発表した。1年余り保存した腎臓も、再加温後すぐに尿を作り始めた。将来的に、移植の時間的制約を大きく緩和できる可能性がある。
「木を植えるだけでは…」 100年分の森の記録から 再生の仕組みを探る生態学者
パナマ中部のバロ・コロラドでは、裸地から成熟林まで、100年にわたる森林の変化をたどれる。この調査区を管理する森林生態学者デイジー・デントは、動物による種子散布や、はびこる牧草が森の回復を左右することを明らかにしてきた。植林への関心が高まる中、彼女は「システムそのもの」を再構築する必要性を説く。
未来の職種:増加する配送ドローンを交通整理する「航空管制官」
ドローンによる食品配送の時代に突入する中、トレバー・ウィシュネウスキーは、GPSやレーザー、各種センサーからの入力を頼りにドローンの配送プロセスを監視し、空の秩序を保つ役割を担っている。
オープンモデルは危険か? AIの「民主化」と 安全性のジレンマ
AIモデルをオープンにすべきか否か。その立場は、AIをめぐる議論全体でどちらの側に立つかに大きく左右される。安全性を懸念する人は悪用の危険を警告し、実用性を重視する人は権力の分散を訴える。全面禁止と無秩序な公開の間で、どこに線を引くべきなのか。
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