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新清士の「メタバース・プレゼンス」 第177回

AIに「法隆寺の五重塔」を作らせてみた 修正を重ねてたどり着いた驚きの完成度

2026年10月12日 07時00分更新

文● 新清士

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屋根が宙に浮いていた! 修正を重ねた五重塔をUE5の世界へ

 さらに精度を求めたV6、V7では屋根を支えている部分が存在しない点を修正し、その後も微妙な形状の違いなどを修正し続け、完成形に近いと筆者が考えているV11までの生成時間は約7時間に及んでいます。

 V11は、かなり本物に近く作ることができているのではないかと思うのですが、筆者は専門家ではないので、判断はつきません。完全に一致させるには、まだ物足りないだろうという予感はします。

 ただし、ゲームに使うには、すでに過剰気味の情報量です。

V1とV6の比較。初期と比べるとかなりシルエットも変わってきている

V6からV7への変化。V6では、屋根を支えている部分が丸ごと作られていない

△V1からV7までの修正過程を解説した動画

 次に、V11をUE5に取り込んで、リアルタイム環境で動かしてみることにします。V11のスクリーンショットから、GPT-Image2を使ってコンセプトイメージを作りました。そのうえでDotsに指示し、UE5で扱いやすいように、Blender上でパーツの統合や不要なポリゴンの削減などをさせ、UE5にアセットとして登録して、表示可能な状態にさせました。

 Blenderの作業は相変わらずクラウド内ですが、UE5の環境はすでにRTX 4090を搭載したPCに用意してあります。UE5はクラウドでは動かせないので、DotsはAIエージェントを使って、筆者のPCを、MCPを通じて操作して作業を進めていきました。

 そして、トータルで2時間ほどの作業で最初のバージョンが出来上がりました。その後、簡易キャラクターを配置して歩き回れるようにしたり、カメラを自由に動かせるようにしたり、テクスチャの調整をしたりと、細かな機能の追加作業に、さらに5時間ほどかかっています。

GPT-Image2によるコンセプトイメージ

△UE5内でキャラクター移動を可能にしたり時間を変更したりするプログラムを組み込んだもの

テクスチャ調整後

内部の様子。中央を貫き、頂部の相輪を支える心柱

屋根と屋根をつなぐ部分。まだ間違いが残っていそう

 何かに使うという目的があるわけではないのですが、五重塔のようなモデルをリアルタイムの空間に持ち込むことはできました。

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