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最新パーツ性能チェック 第481回

Radeon RX 9050はわずか92Wの低消費電力でRDNA 4世代の先進技術を搭載、省エネと性能を両立した最新性能レビュー

2026年08月06日 10時00分更新

文● KTU (加藤勝明) 編集●北村/ASCII

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RX 7600に後れを取るRX 9050

 では「3DMark」のスコアー比較から始めよう。エンジンの古いテストから新しいテストまで混じっているので、どのテストでどの程度差がつくのかに注目したい。

3DMark:ラスタライズ系テストのスコアー

3DMark:レイトレーシング系テストのスコアー

 まずRX 9060 XT 8GBと比較した場合、RX 9050はRX 9060 XT 8GBの52〜64%、つまりどんなテストでもほぼダブルスコアーで負けている。RX 9060 XTのCUを半分にした、と考えれば妥当な値だ。

 そしてRX 7600に対してもRX 9050は全テストにおいて負けているが、エンジンの古いFire Strike系では差が大きく、DirectX 12 Ultimateを使用するSpeed Wayでは僅差になっている。古めのゲームで遊ぶのであればRX 7600の方がCU数の分有利と考えることができそうだ。

 次に消費電力をチェックしよう。Steel Nomadを実行している最中の電力をHWBusters「Powenetics v2」で計測した。ATXメインパワー+EPS12V×2、さらにビデオカード用の8ピンケーブルを流れる電力を直接計測している。ただPCI Express x16スロット経由の電力は除外している(Gen 5世代のGPUと相性が良くない)ため、若干低く出ている可能性がある。よって「だいたいこんな感じ」で捉えていただきたい。

システム全体の消費電力

 GeForce勢の方がアイドル時の消費電力が大きくRadeon勢は少ない、という見方については、前述のPCI Express x16経由の電力を除外しているという点から懐疑的であるべきだ。とはいえRX 9050の消費電力は従来製品に比べ十分低く、RTX 5050と同レベルといえる。

 今回は時間もないためクリエイティブ系アプリでの検証は実施していない。ただAI(LLM)の性能検証として「LM Studio」でテストを実施した。

 モデルサイズは7.2GB程度に収まっている「gemma-4-e4b」を使用し、GPU offloadおよびContext Lengthは最大値に設定。シード値は共通とした。それでも結果にブレが出るため、5回実施し最大・最小値を破棄した後中央の3つの平均で比較する。

 入力したプロンプトは以下の通りだ。

2026年のパーソナルコンピューターにおけるローカルAIの現状について包括的なレポートを作成してください。各セクションごとに内容を整理し、簡潔な要約を示してください。実績を引用する際は、出典元も明記してください。前提として、私はこの分野に詳しく、PC関連の技術にも精通しています。現状のエコシステムを理解したいと考えています。引用する場合はソースも示し、事実のみから論を組み立ててください。

LM Studio:gemma-4-e4bにおける最初のトークンまでの時間

LM Studio:gemma-4-e4bにおける最初のトークン出力スピード

 今回はVRAM 8GBのGPUでも運用できるほどに小さい学習モデルで実施したため、最もパワーのあるRX 9060 XT 8GBが輝く結果となった。3DMarkではRX 7600に負けっぱなしのRX 9050だったが、ここでは逆にRX 7600を僅差で上回る。シンプルな描画性能ではCU数の多いRX 7600が優勢だが、複雑な描画タスクやAIではRDNA 4世代のRX 9050が強い、ということだ。

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