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新清士の「メタバース・プレゼンス」 第165回

社内WebサービスをAIで開発 完成後に直面した運用の壁

2026年07月27日 07時00分更新

文● 新清士

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 「百夜スタジオ」というビューアー機能と画像・動画生成機能を備えたアプリを筆者は継続的に開発しています。これを社内LANの中で利用できるように、大規模な改修を実施しました。AIコーディング環境のAnthropic「Claude Fable 5」と、OpenAI「Codex(GPT-5.5)」を使って進めた改修は、クラウドサービスのミニ版とも言えるWebサービスへと発展していきました。3ヵ月で約7万5000行に達しており、個人開発としては、AI登場以前なら数人で1年はかかるような規模にまで大きくなっています。しかし、複雑化するにつれて、トラブルは頻発するようになります。コードを書けることと、運用できることは違うということを実感しました。サーバ開発が初めてだった筆者が、サーバ開発のバイブコーディングを通じて直面した実情を紹介します。

個人向けAIツールを社内対応へ

 この連載では、筆者がバイブコーディングを使って開発した「百夜スタジオ」というアプリを紹介しました。これは画像・動画のビューアーと生成環境を一体化したアプリで、生成アプリ「ComfyUI」とローカルLLM環境「LM Studio」のラッパーとして制御するWebアプリでした。プログラマでない筆者がこうしたアプリを作れるようになったこと自体が、AIが引き起こす劇的な変化が進んでいることを示しています。(参考:非エンジニアが数百万円級のツールを開発 画像&動画生成AIツールがゼロから作れた話

 その後も開発を継続しており、ComfyUIで頻繁に使うワークフローが登場するたびに、新規のUIとして統合して、使い勝手を向上させる改修を続けています。あくまで自分一人が使いやすいようにするためのアプリとして開発していたのですが、筆者が新しく所属することになったバリーン・スタジオの社内研修用ツールとして拡張してみることにしました。

 決定的な変化は、複数人が使えるようにサーバで動作するWebアプリに改造したことです。もちろん、筆者には、サーバ上で複数人が作業する環境を、これまで一度も開発した経験がありません。

ベテランデザイナーのUさんが百夜スタジオを使って作成したAI画像

△Uさんが作成した百夜スタジオを利用して作成したAI動画

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