メールで直撃!注目ゲーム・インタビュー 第14回
一人と一匹のアクションRPG!
発売直前!ゲームフリークの完全新作A・RPG『Beast of Reincarnation』の魅力をメールインタビュー
ハピネット発売、ゲームフリークが開発の新作アクションRPG『Beast of Reincarnation』(ビースト・オブ・リンカネーション)の発売がいよいよ近づいてきた。
ここでは、本作のディレクター&シナリオライターである古島康太氏にメールインタビューを実施。本作の魅力をとことんお聞きした。
『Beast of Reincarnation』の舞台は、西暦4026年の世界崩壊後の日本。国には“穢れ”が蔓延り、あらゆる生物を腐蝕体へと変えていた。“穢れ人”として疎まれた主人公・エマと腐蝕体・クゥは、穢れの元凶である“輪廻の獣”を討伐するため、遥か西の地へ向かうことに。
穢れに蝕まれた世界は、強大な敵と穢れの森を出現させエマとクゥを襲う。エマのリアルタイムアクションとクゥのコマンドベースの戦略が融合した戦闘体験や、スタイルの戦闘技術を駆使して、一人と一匹の謎に満ちた冒険を堪能しよう。
ゲームの発売日は2026年8月4日、パッケージ版の価格は8980円。なお、本作のダウンロード版は海外のパブリッシャー・Fictionsより配信。価格などは公式サイトや各デジタルストアで確認してほしい。
▼「Beast of Reincarnation」PS5パッケージ版 トレーラー
<古島康太氏プロフィール>
「ポケットモンスター」シリーズでバトルプランナーやサウンドマネージャーを担当。『Beast of Reincarnation』ではディレクター、およびシナリオライター、各種ゲームデザインパートのリードを務める。
■ゲームフリークの社員が自分のオリジナルゲーム企画を提案できる社内制度「ギアプロジェクト」で選出され、制作がスタート
――本作を開発することになったきっかけや経緯を教えてください。
古島康太氏(以下、敬称略):もともとオリジナルのゲームを作りたいと考えていました。ゲームをプレイしたときに感じる感情や、エンディングを迎えたときの雰囲気、どこか異世界だけど、日常のように感じるような、自分が本当にいるべき世界であるような、そんな感覚のゲームを作りたいと考えていました。
ゲームフリークには「ギアプロジェクト」という、社員が自分のオリジナルゲーム企画を提案できる社内制度がありますが、その年は代表取締役の田尻智が企画を選考することになりまして、そこで選ばれたことがきっかけでプロジェクトが進んでいくことになりました。
――本作のストーリーや設定面での注目ポイントを教えてください。
古島:西暦4026年、世界崩壊後の日本。“穢れ”が蔓延し、あらゆる生物を腐蝕体へと変えていきました。主人公のエマは生まれながらに“穢れ”に蝕まれ、"穢れ人"として疎まれています。
とあるきっかけでエマは、本来討伐すべき腐蝕体・クゥと出会い、輪廻の獣を討つ旅路をともに歩み始める、というストーリーです。
注目ポイントは、一人と一匹を中心に構築された世界です。記憶や感情を持ちあわせないエマは人々に不気味がられ、恐れられながら隔離された暮らしを送っています。一方のクゥは、“腐蝕体”と呼ばれる、この世界にとって脅威となる存在です。
エマは腐蝕体を狩り、その腐蝕体の穢れを自らの体内に取り込む“封じ子”と呼ばれる役目を負っています。本来なら決して相容れないはずの存在――そんなエマとクゥが出会うことで、物語は大きく動き出していきます。
――エマとクゥをはじめ、登場キャラクターたちの注目ポイントを教えてください。
古島:本作の主人公エマは過去の記憶も感情もなく、穢れに侵された“穢れ人”で、自分に欠けている“感情”について、知りたいと考えています。エマは、都の王の命を受け、輪廻の獣討伐の旅に出ます。
クゥはとあるきっかけでエマと共鳴したことで、輪廻の獣討伐の旅をともにする白い腐蝕体です。戦闘時は強力な開花技で戦い、頼もしいですが、平時はエマになでてもらうと喜びます。本来、敵対するはずの腐蝕体が、なぜエマに付き従うのかは謎に包まれています。
そのほかにも旅に同行するカグラや、エマと同じく穢れ人のクナイ、エマにしか見えない霊体のヴァイオレット、浄化船の操縦士兼整備士のブラッドなど、感情や意思が豊かなキャラクターたちとの対比によってこのゲームでしか得られない独特な感情をゲームのさまざまなシーンに込めることができました。
また、このキャラクターたちは、実はそれぞれ大きな秘密を抱えています。どんな秘密を抱えているのかはぜひ注目していただければと思います。
――システム面での注目ポイントを教えてください。
古島:“相棒の存在の頼もしさと温もり。また、寂しさを感じる旅の体験”をコンセプトとし美しくも過酷な世界をエマとクゥという一人と一匹が旅をすることでこの体験を得られるようにしました。
このコンセプトをゲーム全体で感じられるように探索でもバトルでも相棒の存在感と、具体的なゲームシステム、リアルタイムアクションとコマンドバトルを融合させたバトルシステムに落とし込んでいきました。
例えばクゥが敵を発見してくれることで、攻略の道筋を考え、クゥのコマンドで攻撃すべきか、自らステルスで攻めるか、それとも共闘して、真っ向勝負するか、といったゲームへのプレイヤーの思考のアプローチの起点として、相棒が必ず入るようになっています。すべてがこのコンセプトを支えるようにデザインしています。
――強大な敵を倒すことでエマとクゥはさまざまなスタイルの戦闘技術を手に入れるとありますが具体的にどういった戦闘技術が得られるのでしょうか? また、画面写真ではエマは刀や弓を持っていますが、ほかにも武器は登場するのでしょうか? キャラクターの成長要素などあれば、あわせて教えてください。
古島:エマとクゥそれぞれ技を習得することになります。エマは、植物をともなう“ヌシ技”と“刀技”と言われる剣技を、クゥのほうは、“開花技”と呼ばれる、特有の効果を持った技を習得できます。
例えばヌシを倒すことで、クゥは“桜”の技を覚えます。桜の技は、敵に枝を槍のように突き刺し、エマが瞬時に近づくことができる跳躍ポイントを生成します。こちらに組みあわせるようにエマもスキルツリーから跳躍中に発動できる技を獲得したりして、どんどん新たな組みあわせを発見できるようにしています。
刀以外の武器では、連射力に優れた“連弩”と、一撃の攻撃力の高い“弓”といった遠距離武器があります。遠距離武器に特化もできますし、もちろん近接攻撃やクゥの攻撃に特化したビルドも作れます。また、刀には種類があり、それぞれ特殊効果があります。
最も得意とする武器や戦い方によって、今は遠距離で遠くから仕留めて静かに倒す、であったり、先に連弩で体力を削っておこう、であったり、判断が変わることで、体験が変わるようにしています。
――ゲームに探索要素はあるのでしょうか?
古島:マップは横幅の広い一本道として作られており、ロードムービーのように旅をしていくことになります。
この世界は過酷であり、整備されていない自然の世界です。高低差のある険しい地形をエマは、植物と融合した髪を自在に操る力で進むことができます。自らの髪を植物の足場に変化させることで、崩壊した橋や、高い壁など、さまざまな地形を進むことが可能です。
崩壊前の日本の面影を感じられる場所もあります。メインシナリオ以外にもさまざまなスポットに立ち寄ることができますし、中には古い文明の遺跡や、壁画などが見つかります。
■ゲームのボリュームは30時間ほど! 隅々まで遊び込める要素も用意
――ゲームのボリュームはどれくらいになるのでしょうか?
古島:最終的な調整で体験密度やテンポも重視して設計した結果、メインストーリーで30時間程度を見込んでいます。途中の探索や、やり込みも行っていくとより長くお楽しみいただくこともできます。
この世界の探索の移動する拠点として“浄化船”という場所がありますが、探索をすることで、この浄化船の能力アップアイテムを獲得できます。アイテムを獲得して浄化船に帰還すれば自動で浄化船の能力がアップし、武器の強化や、技の研究、新たな料理の研究などが可能になります。
――エンドコンテンツのような、やり込み向けの要素はあるのでしょうか?
古島:NEW GAME+をご用意しています。NEW GAME+は周回をする度に敵が手強くなっていきます。また、隅々まで探索するとこの世界の秘密の一端が見えてくるかと思います。
――DLCのご予定などあるのでしょうか?
古島:申し訳ありませんが現状ではとくにお話しできることはありません。
――ゲームは気になるけど、アクションはちょっと苦手といったような、アクションに慣れていない方でも楽しめるような施策はあるのでしょうか?
古島:最大の特徴は、リアルタイムの近接アクションだけに頼らなくてよい点です。最も頼りになる存在として、クゥがいます。クゥのコマンドを開くときには世界がスローになり、コマンドRPGのように考える時間が生まれます。ピンチの時こそ、クゥのコマンドが大事になります。
また、遠距離武器中心のビルドにすると、遠距離武器で優位に戦うことができたり、“共鳴加速”という、瞬間的に世界を一定時間スローにできるので、その隙に回復したり、「RPGの自分のターン」のように攻撃を仕掛けることもできます。
■PC版はより細かくグラフィック関連のオプションが調整可能!
――本作はPC版でも発売されますが、PC版とコンシューマー版との違いがあれば教えてください。また、ヘッドセットやマウスなど、この周辺機器があるとよりゲームが楽しめる、といったワンポイントアドバイスなど、何かありましたら教えてください。
古島:ゲーム本編の体験には違いはありませんが、より細かくグラフィック関連のオプションを調整できるようになっています。周辺機器については、本作では“穢れの森”と呼ばれる、一気に植物が急速成長して、平地が森に変容していくシステムがあります。こちらは穢れの森に覆われていく感覚を音でも楽しんでいただければと思いますので、ヘッドセットがあるとおすすめです。
――本作が気になっている読者に、ゲームのアピールポイントなど、メッセージをお願いします。
古島:一人と一匹の過酷な世界での冒険。迫りくる強大な敵、そして旅での生活、そこから感じられる相棒の頼もしさと温もり、そして寂しさ。それを表現したくて、私たちは『Beast of Reincarnation』の世界を創造しました。エマとクゥがどんな風に生きて、どんな結末を迎えるのか、ぜひご自身のプレイを通して見届けていただければと思います。
そして、この世界には秘密が隠されています。きっとたどり着けないんじゃないか、というような秘密も隠しておりますので、ぜひこの世界を心ゆくまで探求してみてください。
あと、この世界では一つだけ注意点があります。決して空を見上げないでください。空には“あるもの”が浮かんでいるんです。
【ゲーム情報】
タイトル:Beast of Reincarnation
ジャンル:アクションRPG
販売:ハピネット
開発:ゲームフリーク
プラットフォーム:PlayStation 5
発売日:2026年8月4日
価格:
パッケージ通常版:8980円
※PS5/XSX|S/PC(Steam)のダウンロード版はFictionsより配信。ダウンロード版のStandard Editionは7980円、デジタルデラックスエディションは8980円。Xbox Game Passに対応。
CERO:C(15才以上対象)
Beast of Reincarnation © 2026 GAME FREAK inc. All rights reserved. Published by Fictions, Inc.
Licensed to and Published in Japan and Asia by HAPPINET CORPORATION.
“PlayStation”および“PS5”は、株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメントの登録商標または商標です。
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