アップル、EU規制に憤り
実はDMAではiOSに対してサードパーティがAIアシスタントを提供する際、Siri AIと同様にOS全体やユーザーのデータに無制限でアクセスできるよう求めているのだ。
アップルは「ユーザーのデータはユーザーのものである」という、スティーブ・ジョブズの遺言のような哲学を守り続けている。
アップルのワールドワイドマーケティング担当シニアバイスプレジデントであるグレッグ・ジョズウィアック氏は、「あらゆるAIエージェントが、ユーザーの知識や同意なしにメッセージを読んだり、ファイルを編集したり、写真を削除したりする可能性がある。我々は子供たちを保護するために必要だと信じているガードレールを設置することすらできない」とDMAへの憤りを隠せずにいる。
DMAではアップルなどの競争力のあるプラットフォーマーにOSや機能の開放を迫り、他のプレイヤーも参加し、競争を促したいという狙いがある。
しかし、第3者がユーザーのデータにアクセスできるようになれば、ターゲット広告などに利用され、ユーザーに不利益が生じるとアップルでは考えている。
アップルとしては是が非でもSiri AIをEUでも提供したい。
そこで「我々は『トラステッド・システム・エージェント』という(プライバシーを保護しつつ同等の機能を提供する)解決策を提案したが拒否された。彼らは初日からサードパーティにSiri AIと全く同じアクセス権を与えることを求めている」(ジョズウィアック氏)というのだ。
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