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新清士の「メタバース・プレゼンス」 第161回

わずか3日で停止された新AI「Claude Fable 5」は何がすごかったのか

2026年06月15日 07時00分更新

文● 新清士

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作業効率は従来の数倍に

 Fable 5との付き合いはわずか3日間でしたが、筆者にとっては、AIに任せられる範囲がさらに広がったと感じるには十分なものでした。

 AIには使い手を映す鏡としての特性がありますが、Fable 5はそれがより強まったと感じました。潜在空間が深いがゆえに、そこから質の高い結果を汲み出すには、使い手の側にも深い専門知識が求められる。しかし、Fable 5は今まで以上にそうした知識をぶつければ応えられる力があると確信できました。

 また、Fable 5は、Web環境の場合と、Claude Codeで使う場合とでは、その性質は違うように感じられました。Claude Codeの最大の強みはローカルPC上のデータにアクセスできることで作られる文脈の記憶であり、他のアプリケーションを駆使できる点です。使える能力や記憶が広いほど、その能力をさらに発揮できる可能性が高いでしょう。

 確かにFable 5の利用料は今までのOpusの2倍と驚くべき高コストです。100ドルのMaxプランを利用していますが、5時間の利用制限にあっという間に達してしまいました。しかし、作業の進みは今までの数倍で、効率性を考えれば安いという意見があるのももっともだと感じます。

 Fable 5は、たしかに異質な水準のAIになっていると感じます。サービスが再開されれば、そのすごさはもっと知られることになると思われます。

 

筆者紹介:新清士(しんきよし)

1970年生まれ。株式会社バリーン・スタジオ Creative Tech Lab./デジタルハリウッド大学大学院教授。慶應義塾大学商学部及び環境情報学部卒。ゲームジャーナリストとして活躍後、VRマルチプレイ剣戟アクションゲーム「ソード・オブ・ガルガンチュア」の開発を主導。2026年3月に発売したクラフト系サバイバルゲーム「Exelio」のAIによるキャラクターデザイン、3Dプロップの作成を担当。著書に『メタバースビジネス覇権戦争』(NHK出版新書)がある。

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