●電源ボタンを押すたびに機能が切り替わる
測定の準備として、まず、付属の黒いテストリードを本体末端のコネクターへと接続します。
続いて、テストリードと本体それぞれ先端にあるプローブのキャップを外します。本体にある赤いキャップは2段階になっていますが、通常は先端だけ外せば大丈夫でしょう。コンセントのように、奥の方に接点があるような場合は、両方外します。
あとは、3つあるボタンの一番左、赤いボタンを長押し。すると電源が入り、「Auto」の表示となって使用可能に。これで、測定の準備は完了。値が測れるようになっています。
Autoでは、直流電圧測定、交流電圧測定、抵抗測定、導通テストの4つの機能を自動で認識、切り替えてくれます。画面を見ると、各機能アイコン(DC、AC、Ω、音)が順番に点滅し、この4つの機能が切り替わるのだなと分かるようになっていました。
多くの場合Autoで困らないのですが、電圧を見たいのに抵抗値が出たりするとイラッとしますよね。そんなときは、電源ボタンを一回押してみましょう。すると手動選択となり、電源ボタンを押すたびに次の機能へと切り替わっていきます。このとき、機能アイコンは1つだけが表示され、どの機能が選択されているかひと目で分かります。
ちなみに、一周すると再びAutoに戻ります。押しすぎで使いたい機能を通り過ぎてしまった時は一周するまで連打し、再び使いたい機能になるまで連打です。
なお、Autoでは選択されないダイオードテスト、静電容量測定、周波数測定の各機能を使いたいときも、この手動切り替えなら選べます。
●「NCV」と「Live」って何? どう使う?
電源ボタンの連打でも切り替わらない2つの機能が、「NCV」と「Live」。NCVは非接触電圧検知のことで、プローブを近づけるだけで、電圧がかかっている電線を識別できる機能です。
この機能を使うには、電源オンの状態で「N/L」ボタンを押下し、表示が「EF」となればOK。あとは、電源タップやUSBケーブルなどを、プローブの根本あたりでなぞってやりましょう。
ケーブルに電圧がかかっている場合、LEDが点滅してピーピーと音が鳴ります。この逆に、電圧が検知できない場合はEF表示と無音のままです。
電源タップのように電圧が高い場合は感電の危険を未然に防げますし、USBケーブルのように電圧が低い場合は、ちゃんと電気が来ているのかの確認ができるわけですね。
また、断線しているところまでは電圧が検知でき、それ以降は検知できなくなりますから、断線位置の確認にも役立ちます。
もう1つのLiveは検電器機能のことで、コンセントのニュートラル(N、接地側)とライブ(L、電圧側)がどちらかを調べられる機能。さらに「N/L」ボタンを押下し、表示が「LIVE」となれば、使えるようになります。
この状態でコンセントのどちらかに突っ込んでみましょう。コンセントの穴をよく見ると長い方がありますが、基本はこちらがNの方(主に左側)。何も起こらないはずです。しかし短いLの方に突っ込むと、LEDが点滅したうえ、ピピピピピと音が鳴り響きます。
コンセント穴の長さを見ればNかLか分かるようになっていますが、電源タップを間違って挿すと、逆になってしまうことがあります。電気製品のほとんどが、どちらの向きでも動作するので気にしていない人も多いですが、正しい向きにすることで、音響機器のノイズや電磁波対策などを抑えられることもあるので、徹底したい場合は確認した方がいいでしょう。
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