このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

連載:今週の「ざっくり知っておきたいIT業界データ」 第231回

市場トレンドやユーザー動向を「3行まとめ」で理解する 4月18日~4月24日

情シスが答えた“AI時代に生き残るSaaS”の条件/企業の「攻めのDX」シフトが鮮明に/老後の所得中央値は月額32万円、ほか

2026年04月27日 08時00分更新

文● 末岡洋子 編集● 大塚/TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

[AI][働き方] 毎日生成AIを使うITエンジニアの9割超が「生産性向上を実感」、転職先選びにも影響(SHIFT、4月23日)
・生成AIを毎日/ほぼ毎日使うエンジニアの9割超が「生産性向上」を実感
・企業への生成AI導入の課題は「利用価値が社内に浸透していない」が半数近く
・転職先の企業選択に「その企業の生成AIへの取り組みが影響する」が約7割

 国内ITエンジニア2750人を対象とした「所属企業における生成AI活用に関する意識調査」より。生成AIを毎日/ほぼ毎日使用するエンジニアの9割以上、週2~3回の使用でも7割以上が「生産性向上を実感」しており、自社における生成AI活用推進について「もっと推進したほうがよい」と考えるエンジニアが8割を超える。一方、導入障壁としては「利用価値が社内に浸透していない」(45.2%)の回答が最多だったほか、セキュリティ/情報漏洩への懸念も根強い。転職先企業を選ぶ際、その企業の生成AIへの取り組みが「影響する」と答えたエンジニアは約7割に上り、企業の採用競争力にも影響を与えつつあるようだ。

 ⇒ AIの恩恵を受けやすい職種であるITエンジニア。使えば効果を実感できる一方、「何に使えばいいかわからない」「セキュリティが不安」という声が導入の壁になっている構図がはっきり見えます。また、生成AIに対する姿勢が企業の採用競争力にも直結し始めている点は、経営層にとっても無視できないシグナルでしょう。

生成AIを使う頻度が高い人ほど「以前より生産性が上がった」という回答が多い(出典:SHIFT)

所属企業の非IT部門における生成AI導入の進み具合(出典:SHIFT)

生成AI導入の課題。「利用価値が社内に浸透していない」という回答がトップ(出典:SHIFT)

転職にあたって「その企業のAIへの取り組みが影響する」とした人が約7割(出典:SHIFT)

[人事][働く] 標準的な退職後所得月額は約32万円、最高給与月額の41%にとどまる(WTW、4月23日)
・65歳以降の退職後所得月額は約32万円(公的年金+退職給付月割、中央値)
・所得代替率は在職中平均給与の約6割、最高給与月額の約4割
・平均的な世帯消費支出とほぼ同水準、税・社会保険料を含む実支出に届かず

 同社が毎年実施する「退職給付ベンチマーキング調査」より。標準者モデル(22歳入社)における、65歳以降の退職後所得月額の中央値は約32万円(公的年金21.3万円+退職給付の月割額10.7万円)。この額は在職中の平均給与月額比で64%、最高給与月額比で41%にとどまる。総務省の「家系調査」における世帯消費支出(約32.1万円)とほぼ同水準で、税・社会保険料などを含む実支出(約36.7万円)には届かない。WTWでは、ポイント制退職給付をはじめ、国内で普及している制度の多くが「物価/賃金上昇を給付額に反映できない設計」であることを指摘し、企業に対して自社における退職後所得月額や所得代替率を定期的/継続的に検証することを推奨している。

 ⇒ 老後の生活費の消費支出をぎりぎり賄える水準だが、税・社会保険料まで入れると不足するという厳しい結果に。さらに今後も物価上昇が予想されるため、老後に向けた自衛は必須でしょう。

標準者(22歳入社)の退職後所得水準(出典:WTW)

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事

アクセスランキング

  1. 1位

    ビジネス・開発

    いますぐ捨てたいITサービスは? AI推しにそろそろ飽きてません? 情シスさんのホンネを「ゆるっとナイト」で聞いた

  2. 2位

    ITトピック

    「AI導入で人員を減らしても収益は増えない」その理由/「専任情シス不在」中小企業の3社に2社/ユーザーアカウント流出が加速、ほか

  3. 3位

    エンタープライズ

    基盤も古いし、コードも酷い! そんなクエストにGitHub Copilotで試行錯誤しまくった「みんな」こそ最高

  4. 4位

    Team Leaders

    Power AutomateでSharePoint APIを使う ― SPOリストを自動作成するフローを作ろう

  5. 5位

    sponsored

    完全自動運転の実現へ、チューリングが開発基盤にGMO GPUクラウドを選んだ理由

  6. 6位

    ソフトウェア・仮想化

    日本の自治体がみんな使っている「ManageEngine」 IT運用のすべての課題解決を目指す

  7. 7位

    クラウド

    「すでに開発コードの4分の3はAI生成」 Google Cloud CEO、エージェント時代の戦略を語る

  8. 8位

    スマホ

    ここまで便利なのか! 子どもの居場所を90秒間隔で教えてくれる、安心の見守りガジェットがすごいぞ

  9. 9位

    ビジネス・開発

    「粗悪記事」「ゼロクリック」「搾取」からクリエイターをどう守るか? AIに強いnoteが挑む創作エコシステム

  10. 10位

    ソフトウェア・仮想化

    AIエージェントを野放しにしない ― ServiceNowは“AI司令塔”で自律とガバナンスを両立

集計期間:
2026年05月11日~2026年05月17日
  • 角川アスキー総合研究所