T教授の「戦略的衝動買い」 第873回
Googleの忘れ物ネットワーク「Find Hub」の実力のほどを秋葉原で実体験! 新トラッカー「amine」を衝動買い
2026年04月18日 12時00分更新
秋葉原の迷宮と、Bluetooth探索の限界
翌日、筆者は再び秋葉原へ降り立った。最新のログは東京ラジオデパートを指している。筆者のGalaxy Z Fold7はUWB対応。当然、画面にはGalaxy SmartTag2の様に「左に進んでください、1.8m」とかいう矢印が出るものと信じて疑わなかった。
だが、Find Hubアプリを起動して愕然とした。画面に現れたのは方向も距離も示さない、曖昧な波紋が広がるだけで「デバイスは遠くにあります」というだけの「近接探索」画面だったのだ。そうか! このamineはUWB非対応。筆者の完全な思い違いが、ここから地獄の「しらみつぶし探索」を招くことになる。
【写真⑮】東京ラジオデパートの入口。このビルの迷宮のどこかに筆者のamineが眠っているはずだ。筆者も含め踏み台となるスマホのGPSの精度やその時のお天気、運などによって、多少その指すポイントは移動するものだ。筆者は秋葉原デパート1階の狭い通路を、スマホを掲げたまま何度か往復した。Bluetoothの電波は反射し、強弱は刻々と変わる。矢印と距離が出れば1分で済むはずの探索に、その10倍以上の時間を費やし歩き回る羽目になった。
絶望的な迷宮探索に終止符を打ったのは、やはりアナログな「音」と「光」だった。玄関先では聞こえなかった「音を鳴らす」コマンドを繰り返し、ついにShigezoneの店頭から漏れ聞こえる微弱な「ピー、ピー」という音をなんとか耳が捉えた。
確信した「Find Hub」のポテンシャルとUWBのありがたさ
紛失から回収まで、わずか24時間。UWBがないことの不自由さをこれほどまでに痛感したことはない。しかしその不便さを補ってくれたのはFind Hubの広大なネットワークだ。
手元のGalaxy SmartTag2ならばUWBでスマートに導いてくれるが、それはSamsungという「帝国」内だけの特権。対するamineが身を投じているのは、全Androidユーザーが捜索隊になるという圧倒的なインフラの世界なのだ。早々にamineのUWB対応が待ち遠しい。最後の5mでグッタリしないために……もちろんSmart Tag2のFind Hub対応でもグッドです。
愛用のInstax mini Evoに再び装着された黒い四角い相棒。この小さな再会がもたらした発見の興奮こそ、筆者がガジェット衝動買いから逃れられない理由の1つなのだろう……。

今回の衝動買い
・アイテム:ロジテック「amine Smart Tag(LWUCTG1BKG)」
・購入:Amazon.co.jp
・価格:2980円
T教授
日本IBMでThinkPadのブランド戦略や製品企画を担当。国立大芸術文化学部教授に転職するも1年で迷走。現在はパートタイマーで、熱中小学校 用務員。「他力創発」をエンジンとする「Thinking Power Project」の商品企画員であり、衝動買いの達人。
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事
-
第872回
AV
IKEAのBluetoothスピーカー用のバッテリーパックを往復3時間かけて1年遅れの衝動買い -
第871回
スマホ
フロッピーの皮を被ったSSDエンクロージャ、懐かしさに負けて衝動買い -
第870回
スマホ
Halliday Smart Glassesを衝動買いも、使い出した日から…… -
第869回
スマホ
240W対応ケーブル一体型チェッカーを衝動買い E-marker通信の“空中分解”を追う -
第868回
スマホ
「組み立てる道具」と「生き残るための道具」の違い Emergency Tool ハントマンライトを衝動買い -
第867回
スマホ
名機たちの「音の魂」をハックする快感! 究極の汎用イヤホン「JPRiDE Model i ANC MK2 QUEST」を衝動買い -
第866回
スマホ
「スマホが充電できる」と錯覚してimutoの単3型“緊急電源”を脊髄反射衝動買い -
第865回
PC
SSDの寿命を診る名医か楽天家か? 検査機能付きSSDエンクロージャを衝動買い -
第864回
トピックス
超怪しい折りたたみT型スタンド付き240W急チャーケーブルを衝動買い -
第863回
トピックス
たかがハケ、されどハケ 世田谷電器のキーボード掃除神器「HAKETE」を衝動買い - この連載の一覧へ


















