■川野小児医学奨学財団が調査、医療現場AIへの期待と課題
川野小児医学奨学財団が実施した調査によると、医師・研究者の66.0%がすでに医療現場や研究にAIを活用していることが明らかになった。今後のAIの発展については89.7%が期待を寄せており、医療分野におけるAIの重要性が高まっている模様だ。
具体的な活用内容としては、「診断補助」(35.8%)が最も多く、次いで「医療・研究データの分析」(30.0%)、「臨床疑問の解消」(25.3%)が続いた。AIは医師の判断を代替するものではなく、意思決定を支援するツールとして活用されている実態がうかがえる。
一方、AI活用における不安として最も多かったのは「誤診時の責任の所在が不明確であり、法整備が追いついていないこと」(43.3%)だった。続いて「診断の信頼性の担保」(39.3%)や「導入・運用コスト」(35.3%)、「情報漏洩などのセキュリティリスク」(34.0%)が挙げられ、技術面だけでなく制度面の整備が課題となっている。
今後医師に求められる資質としては、「医学の知識と技術」(50.8%)と「コミュニケーション能力」(49.0%)がほぼ同率で上位に挙がり、「問題解決力」(27.5%)が続いた。
なお、日本の医療の将来については、「明るい」と回答した医師は15.5%にとどまり、55.3%が否定的な見方を示した。課題としては「病院経営の悪化」(62.3%)、「医療従事者の勤務環境・体制の整備の遅れ」(55.0%)が上位となった。
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