あのクルマに乗りたい! 話題のクルマ試乗レポ 第617回
BMW「M235 xDriveグランクーペ」
BMWのコンパクトセダン「2シリーズ グランクーペ」が日本の道でマジでイイ5つの理由
2026年02月22日 12時00分更新
【2シリーズがマジでイイ理由 その3】
300PS、400N・mのエンジンと走りがイイ
今回の広報車は、2シリーズの最上位グレード「M235 xDriveグランクーペ」。エンジンは2L 直列4気筒ターボで、最高出力300PS、最大トルク400N・mと強力。燃費は街乗りで10km/L程度で、ハイパワー系2L ターボエンジンとしては普通の数字です。ちなみに、WLTCモードでは12.6km/Lとのこと。
BMWの「xDrive」とは前後輪の駆動力を自動配分する4WDシステムのこと。2シリーズには、ほかに1.5L 直3 ターボ車と、2L 直4 ディーゼルターボ車が用意されていまして、どちらもFFのみの設定。四駆はM235のみです。
その走りはというと、キビキビした気持ち良さ! オンザレールで駆けぬける歓びがあります。スポーツモデルゆえの足の硬さはあまり感じません。
BMWのMスポーツモデルらしく、パドルシフトの左側を長押しすると、10秒間フルパワーが愉しめる楽しみモードも用意されています。「そもそも300馬力もあるクルマに、フルパワーって何事?」と思うのですが、こういうアソビがあるのがBMWらしいところでしょう。
センターコンソールの「MY MODES」ボタンを押すと、走行モードがいくつか選べます。ただしボタン1つでスポーツモードが選べるような機構ではないので、運転中の操作はちょっと危ないかも。
スポーツモードを選ぶと、さらに標準のほか細かく調整したモードも選べ、SPORT PLUSにセットすると派手なブリッピング音なども楽しめます。走行モードによって、室内のLED間接照明も変わります。
【2シリーズがマジでイイ理由 その4】
インテリアがイイ
車内はカジュアルな雰囲気でありながら、イイモノ感を漂わせています。そして、ところどころにBMWのMらしいステッチが奢られています。特に助手席のステッチは、今までありそうでなかったもの。
全体的に物理ボタンは少なめで、操作の多くはタッチスクリーンで行ないます。ボタンを作るより画面で操作した方がわかりやすく、それでいて部品点数も少なくなるのですが、個人的にはエアコンの風量はボタンで操作するほうがわかりやすいと思ったり。
クーペスタイルながら、4枚ドアというグランクーペ。後席はちょっと狭く、そしてヘッドルームも少ないのは仕方のないところ。ですが居心地が悪いわけではありません。USB Type-Cポートは2系統用意されていますし、アームレストを倒せばドリンクホルダーもあります。ただ、サイドシルの幅が広めなので、足腰の不自由なお年寄りには辛いかもしれません。
【2シリーズがマジでイイ理由 その5】
荷室の広さがイイ
トランクドアの開口はちょっと小さいのですが、荷室は思いのほか奥行きが深く、結構な量の荷物が載るという印象を受けました。また、ラゲッジ側から後席の背もたれが倒せる仕様なのも◎。案外、この機構の輸入車は、ありそうであまりなかったりします。
【まとめ】3もイイけれど、2もイイぞ!
個人的にとても気に入ってしまった2シリーズ。そのプライスは、「220 グランクーペ M Sport」の535万円から、本稿で紹介しているM235 xDrive グランクーペの743万円と、確かにおいそれと手が出ないものではあります。
ですが、3シリーズになると「318i セダン M Sport」の687万円から、「M340i xDrive セダン」の990万円になり、もちろんコレにオプションやら何やらがつけと……。
そう考えると、走りも楽しめる2シリーズは、とても良い選択肢だと思います。個人的にはM2のMT仕様の次に欲しいBMWです。

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