●「はんだスリーブ」はライターでも使えるが……火加減に注意
まずは熱収縮チューブの「はんだスリーブ」から。説明書にハンダの特性が書かれており、これによると溶解開始温度は138度、完全溶解温度は160度とのこと。さすがにドライヤーでは厳しいですが、以前紹介したヒートガンなら余裕です。(関連記事「ドライヤーじゃ物足りない? “本気の熱風”が欲しい人に届けたいヒートガン入門」)
とはいえ、ちょっとケーブルを接続したいだけなのにヒートガンを持ち出すのは、大げさ。何より、電源が必要となるので手軽とは言えなくなってしまいます。
そこで、より手軽な熱源として、どこでも買える一般的なライターを使ってみましょう。
まず、ケーブルの被覆を剥いて導体を出します。どのくらい剥くかはケーブルにもよりますが、リング状に色が着いている部分あたりまで被覆を残し、中央のハンダ部分には導体が来るようにするのがいい感じです。ですので、大体5~10mmくらいでしょうか。
このケーブルをはんだスリーブの両方から挿し込み、中央のハンダ部で導体が重なるようにセット。これで準備は完了です。
あとはライターで加熱するだけなのですが、下から加熱する都合上、持ち上げてしまうとケーブルが簡単に抜けてしまいます。まずは熱収縮チューブの端から加熱して片方のケーブルを抜けないようにし、それからハンダ部を加熱するようにするとやりやすく感じました。
ただし、加熱すると熱収縮チューブは柔らかくなり、曲がりやすくなるため、ケーブルがするっと落ちてしまうことも……。端材などを台にして、軽くケーブルを支えてあげると楽になります。
なお、熱収縮チューブは熱をほぼ伝えないため、指で押さえていても火傷することはありません。もちろん、直接指を火で焙れば火傷しますので、そこは注意してください。
ハンダが溶けて接続出来たら、逆側の熱収縮チューブも加熱してフィットさせます。これで、作業完了です。なお、作業直後は結構熱くなっているので、しっかり冷ましましょう。
注意したいのは、熱収縮チューブはそこそこ耐熱温度が高いものの、ライターで焙り続けると焦げてしまうこと。見た目が悪くなるほか、焦げて穴が開くと防水性もなくなってしまうので、加熱し過ぎないことが重要です。とはいえ、ハンダが溶けなければ接続されませんから、そこは何度か試してコツをつかむしかありません。
うまくいかないという人は、ヒートガンを使うと失敗が少なく、簡単です。
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事
-
第129回
自作PC
ACアダプターはもういらない!? USB充電器の電圧を変更できるUSB PDトリガーケーブルを4種類試してみた -
第128回
自作PC
着た方が涼しいは本当か? ワークマン「XShelter」で40度の部屋に入ってみた -
第127回
自作PC
身の回りのもの、どれくらい“見えない数値”が出てる? 測ってみた -
第126回
自作PC
精密ネジ、締めすぎてない? 自動で止まる電動ドライバーのありがたみ -
第125回
自作PC
「安全靴いらない」と思っていた自分を殴りたい -
第124回
自作PC
ケルヒャーの“小さすぎるスチームクリーナー”、売れる理由がわかった -
第123回
自作PC
被覆むきの悲劇、ついに解決!握るだけの理想的なワイヤーストリッパー -
第122回
自作PC
紙の説明書や記念チケットが“ふにゃらない防水カード”に。 ラミネーター「400-LM004」を試した -
第121回
自作PC
細かい文字がキツい年頃。ライト付き電子ルーペ「400-LPE022」は正直アリだった -
第119回
自作PC
ドリルペンって何!? 木も金属も削れる「ペン型ドリル」を実際に試してみた - この連載の一覧へ















