このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

世界最大テックイベント「CES 2026」現地レポート 第23回

成分? 気候? 水質?

アメリカで飲む「コカ・コーラ」は、日本と味が違う?

2026年01月07日 08時05分更新

文● 貝塚/ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

成分表を見てみると……

高果糖コーンシロップ? 果糖ぶどう糖液糖?

 そして甘みを添加するための「HIGH FRUCTOSE CORN SYRUP(高果糖コーンシロップ)」と「糖類(果糖ぶどう糖液糖、砂糖)」。ここが異なる!

 高果糖コーンシロップ、糖類、果糖ぶどう糖液糖など、日常会話ではあまり使わない単語が出てくるので、詳しく見ていこう。

 まず「HIGH FRUCTOSE CORN SYRUP(高果糖コーンシロップ)」は、とうもろこしのデンプンを分解して作る「異性化糖(と呼ばれる種類の糖)」である。

 そして「果糖ぶどう糖液糖」も「異性化糖」の範囲に含まれ、定義としては「果糖の含有率が50パーセント以上で、90パーセント未満の異性化糖」だ。

 つまり、「異性化糖」という大きなカテゴリーの中に、高果糖コーンシロップも果糖ぶどう糖液糖も含まれるものの、必ずしも、高果糖コーンシロップ=果糖ぶどう糖液糖とは限らない、ということになる。果糖の含有率が50%未満になると、名称が「ぶどう糖果糖液糖」になるからだ。

 したがって、アメリカのコカ・コーラのHIGH FRUCTOSE CORN SYRUP(高果糖コーンシロップ)が、果糖ぶどう糖液糖の定義に当てはまるものであるかどうかは、成分表からは読み取れず、異なる可能性もある(が、同じ可能性もある)ということになるだろう。

 そして日本のコカ・コーラには「砂糖」の表記があり、アメリカのコカ・コーラには「SUGER」の表記がない。ここは、成分表から読み取れる唯一の明確な違いだ。

味を左右する要素はさまざま

 さらに水質の違い、もしかすると香料や酸味料の微妙なバランス、飲んでいる場所の気候、保管状態、飲んだときの体調など、さまざまな要素に味覚は左右される。

 そのため結局のところ、最終的には個人の主観の話になるのだが、私としては、やはり日本のコカ・コーラとアメリカのコカ・コーラには違いがあると感じる。

 どのような違いかというと、日本の方が、飲んだ後に甘味がスッと抜けていくように感じる。アメリカの方は、やや長く甘味の余韻が楽しめるように感じる。どちらも「コカ・コーラの味」であることは変わらず、非常においしいことにも違いはないのだが。

■関連サイト

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

ASCII倶楽部

注目ニュース

  • 角川アスキー総合研究所

プレミアム実機レビュー

ピックアップ

デジタル用語辞典

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン