天然素材×BOSEで“アメリカの豊かさ”を味わう
そんなテネシー州で作られるクルマは左ハンドルのみ。運転席に座るとレザーシートの座り心地にウットリすること間違いナシ。
あちらこちらに天然素材が使われているのも、アメリカのリッチネスを覚えるところです。スピーカーはアメリカのブランドBOSE社のもの。豊かな低音を聴くことができます。
メーターはイマドキのクルマにしては珍しい指針式。逆に見やすかったりします。ステアリングホイールは大きめで、パワステがかなり効くため、結構柔らかい印象を受けました。
MODEボタンを押すと、走行モードの切り替えができます。2WDと4WDも切り替わるので、燃費を稼ぎたい時は2WD、走りを楽しみたい時は4WDにするといいかもしれません。
インフォテインメントはシンプル派
物理ボタンが使いやすい
インフォテインメントディスプレイは、今にしてみるとコンパクト。ナビはスマホを用いるタイプですが、ワイヤレス接続には非対応。
エアコンはインフォテインメントディスプレイの直下に配置。最近はディスプレイからアクセスするクルマが増えてきて、操作が煩雑になりつつありますが、物理ボタンでコントロールできるのは好印象。シートヒーター、ベンチレーション(背もたれのムレを解消するもの)も用意されています。
車両とスマホは、アームレスト内のUSBポートで接続します。スマホはアームレスト付近に差し込んで固定可能。ワイヤレス充電にも対応しています。ケーブルを通す穴を用意するなど、本当に使いやすい印象を受けました。
【まとめ】XT4では味わえない“大人のゆとり”がここにある
ツーリング(2WD)モードにして都内を走行。XT4がスポーティーとすると、XT5はキチンとラグジュアリー。落ち着いた大人の余裕、アメリカの余裕を感じさせる、キャデラックでしか得られない走りの世界があります。
まるで柔らかいマジックカーペットのような乗り心地。上質でシンプルな室内と相まって、ゆったりと上質な時を過ごすクルマといえそう。それは2WDでも4WDでも大きくは変わらず。乗れば乗るほど、欧州車では味わえない雰囲気に心が弾みます。
より小型のXT4では味わえなかったオトナの世界。荷室も広く、でありながらギリギリ扱えるサイズ感。左側ハンドルなのが気になるけれど、慣れと覚悟があれば問題ナシ! キャデラックの中核モデルは、ベストバイモデルと言っても過言ではなかったのです。

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