あなたが買うべきガジェットは俺たちに選ばせてくれ! 推しガジェット大賞 2025 第213回
AYANEO/天空「AYANEO Pocket DS」
胸アツしかない、平成一桁生まれの俺の心を揺さぶった「二画面折りたたみ、ゲーム端末」
2025年12月15日 17時00分更新
AYANEO Pocket DSは、Androidアプリのゲームが楽しめる。携帯型ゲーム機です。
折りたたみ構造のよさは健在で、ポーチから取り出してパカッと開くあの一瞬が特別です。上画面でアクションゲーム、下画面で情報チェック。あるいは上で動画再生しながら、下でSNSやメモを開くなど、生活リズムの中にもすっと溶け込みます。ここからは、その魅力と注意点を、実際に使って感じた視点でまとめていきます。
AYANEO Pocket DSを購入する3つのメリット
ポイント(1)便利でゲームマニアも満足する二画面UMPC
Pocket DSの強みは、二画面UMPCとしての完成度が想像以上に高い点です。二画面という構造は、見た目のインパクトはあっても“実際は使いにくいのでは?”という疑念を抱かれがちですが、触ってみるとその印象が一変します。「片方の画面があるだけで、ここまで便利になるのか」と驚くはずです。
たとえばゲームプレイ中に設定を変更したいとき、通常のスマホやUMPCなら一度ゲームを最小化してメニューを開く必要があります。しかしPocket DSなら、下画面に設定ツールを常駐させておけばゲームを止めずに操作できます。これはUMPCとして圧倒的な快適さです。
エミュレーター利用時の操作性もよくで、ゲームを表示したまま下画面で設定を微調整できます。グラフィック設定やスピード設定をいじっても、上でゲーム画面を確認しながら進められるため、チューニングがとてもラクです。
さらに、UIのわかりやすさもうれしいポイントです。スマホのような直感的な操作感があり、UMPCに慣れていない人でもすぐ馴染めます。“ゲームに寄った使いやすさ”と“PCライクな自由度”のちょうど中間あたりに位置しており、ゲームマニアだけでなく幅広い層が使いやすい仕上がりになっています。
YouTubeでAYANEO/天空「AYANEO Pocket DS」のレビュー動画を見る
ポイント(2):16:9と4:3の2つの縦横比。画面カスタム性の自由度が高い
Pocket DSで魅力的に感じたのが、上下で異なる縦横比を採用している点です。上が16:9、下が4:3という構成は、「ゲームによって最適な表示形式を選べる」といううれしい特性を生みます。現代のゲームは16:9がベストですし、レトロゲームは4:3がしっくりくる。この自然さは、ゲームに合わせて画面を切り替える必要がない快適さをもたらします。
表示設定の自由度が高いのも特徴で、下にゲームを表示し、上に攻略サイトやメモアプリを出しておくという使い方がとても便利です。スマホを横に置いて攻略情報を確認する必要がなくなり、ゲームへの没入感が損なわれません。
また、上下で別アプリを動かせるため、動画を見ながら軽作業したり、SNSを確認しながら情報収集したりと、二画面ならではの“ながら作業”が自然にこなせます。生活導線にうまく溶け込むため、普段使いのガジェットとしても優秀です。
レイアウトカスタムの幅が広いので、使い込むほどに自分だけの使い方が見つかります。「自分仕様の二画面」を育てられるのは、Pocket DSならではの魅力だと感じます。
ポイント(3):Snapdragon搭載で高いパフォーマンス
携帯型デバイスで一番肝心なのは、やはりパフォーマンスです。どれだけ面白い構造でも、動作がもたつけば魅力が半減してしまいます。その点でPocket DSは、第2世代のSnapdragon G3x搭載により、動作が非常に安定しています。
ゲームの起動も速く、アプリの切り替えもスムーズ。エミュレーターも安定して動き、設定変更もストレスなく行なえます。二画面同時利用によって「片方の画面が重くなり、もう片方がカクつく」という不安もありましたが、実際にはほとんど発生しませんでした。
さらに、Snapdragonを採用していることで電力効率が良く、発熱も控えめです。長時間の利用が前提となる携帯ゲーム機では、これが非常に大きなアドバンテージになります。カフェで長く遊んでも熱で不安になるような場面は少なく、持ち運んで使いやすい性能バランスになっています。
最新AAAタイトルを動かすための端末ではありませんが、幅広いジャンルのゲームを快適に楽しめる“必要十分なパワー”をしっかり備えています。二画面の魅力を最大限に活かすための安定した性能は、Pocket DSの大きな魅力です。
購入時に確認したい2つのポイント
ポイント(1)そこまで安価ではない・Android端末なのでPCソフトは動かない
Pocket DSは魅力が多いものの、8万円台という価格帯は“気軽に買えるゲーム機”というラインからは少し外れています。かつてのNintendo DSの価格感をイメージしていると、まずここでギャップを覚えるかもしれません。UMPCカテゴリーとして見れば適正とはいえ、Androidゲーム専用端末として考えると安くはありません。
さらに、OSがAndroidであるため、WindowsのPCゲームを動かすことはできません。UMPCという名前からSteamタイトルを動かせるイメージを抱く人もいますが、Pocket DSはあくまでAndroidデバイスです。エミュレーターやスマホアプリを中心に利用する端末だと理解しておく必要があります。
もし「携帯型でPCゲームを遊びたい」と考えている場合は、Pocket DSは用途と一致しない可能性があります。逆に、Androidの自由度や軽さ、アプリの多さを活かしたい人には相性のいい端末です。購入前に、自分が何を遊びたいのかをしっかり確認しておくことが大切です。
ポイント(2)コントローラー操作は片側アプリのみ・ヒンジは完全には開かない
二画面ゆえの制限として、コントローラー操作が“片方のアプリのみ”に対応している点があります。上下同時にアプリを動かしても、同時に操作できるわけではありません。ゲームと作業を分けるには便利ですが、二つのゲームを同時に操作したいという用途には向きません。
また、Pocket DSのヒンジは折りたたみ式ですが、完全に180度フラットには開きません。少し角度がついた状態が上限となるため、「平置きしてタブレットのように使いたい」という使い方にはやや不向きです。逆に、手に持って使う際はこの角度がちょうどよく、視認性が確保できるメリットもあります。
いずれにせよ、構造上のクセが少しあるため、“万能なUMPC”というより“二画面という特徴を楽しむためのデバイス”として割り切れるかどうかが購入のポイントになります。

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