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あのクルマに乗りたい! 話題のクルマ試乗レポ 第587回

死角ナシの万能SUV! マイチェン版トヨタ「カローラ クロス」に乗ってわかった“しっとり快適”の正体

2025年11月29日 12時00分更新

文● 栗原祥光(@yosh_kurihara) 編集●ASCII

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シートヒーター+ベンチレーション
USB Type-Cで快適性も最新仕様に

 「私をスキーに……」の時に役立つのがシートヒーター。そのスイッチの位置が変わりました。そしてよく見ると、ベンチレーション機能(シートクーラー)も。これはマイナーチェンジ前にはなかったもので、今年のような暑い夏には助かります。

 後席シートは質感が向上した印象。そしてUSB充電端子はType-AからType-Cへと変わりました。

 エクステリアとインテリアの変更、ガソリンエンジングレードの廃止。そして一部ADAS(先進運転支援システム)の変更程度と思っていたのですが、乗り心地が大幅にアップしていたことに驚かされました。

 というのも、製造時のサスメンバーや前後アーム類、スタビリンクなどの締結剛性を上げているらしいのですが、それが確実に効いているのです。従来よりも「しっとり感」のある乗り味で、特に強い衝撃が入ったときの振る舞いがオトナの一言。

 さらに一部吸音材が追加され、静粛性がアップしているのも見逃せないところ。高速道路で静かになった、と実感できました。

368万円でこの仕上がり!?
ライバル勢を一歩リードする完成度

 試乗を終えて368万円というプライスタグに「本当にその値段なのか?」と見返したほどのデキ栄え。VEZELなど、強豪がひしめき合うセグメントにおいて、カローラクロスは一頭抜きんでた存在です。さすがトヨタ! と思わずにはいられないクルマでした。

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