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BenQ「TK705STi」

1フレーム未満の低遅延でゲームにもいい、高画質で用途が広いベンキューの4Kプロジェクター

2025年11月28日 17時00分更新

文● ドリまつ/ヤマ/ASCII 編集⚫︎ASCII

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 TK705STiは短焦点かつ高輝度、さらに低遅延という三拍子が揃った4Kプロジェクターです。映画やゲームなど幅広く活躍できるオールラウンダー。ここからは、製品のメリットと注意点を紹介していきます。

TK705STiを購入する3つのメリット

ポイント(1)映画もゲームも妥協しない低遅延4K/HDR

 4K UHD(3840×2160)の解像度とHDR10対応によって、映像の階調表現や色の深みをしっかり再現。特にゲーマーにとって魅力的なのが、1フレーム未満という低遅延性能です。操作と映像のズレがほぼ感じられず、戦闘や格闘、レースなど反応速度が重要なジャンルでも快適にプレイできます。

 また、BenQ独自の「HDR ゲームモード」により暗部を明るく補正し、視認性を高めます。FPSやRPGといったジャンル別に明るい部分と暗い部分の明るさの幅を広げるので、さまざまなゲームでリアルな臨場感を楽しめます。

YouTubeでBenQ「TK705STi」のレビュー動画を見る

ポイント(2)明るい部屋でも通用する高輝度3000ルーメンLED

 プロジェクターは暗室でないと見づらいという常識を覆す、最大3000ルーメンの高輝度仕様です。昼間のリビングでも十分な視認性を確保でき、映画やスポーツ観戦を家族や友人と一緒に楽しむシーンにも適しています。

 光源には長寿命のLEDを採用。発色も自然で、ランプ交換の手間もありません。長時間の利用にも強く、毎日のように使用しても安定した映像品質を保ちます。明るい空間でも妥協しない4K映像を楽しめるのは、本機の強みといえます。

BenQ TK705STi

明るい部屋でも映像をきれいに映し出す最大3000ルーメンの高輝度

ポイント(3)設置を自動化する高度な調整機能

 短焦点レンズにより、約1.5mの距離で100インチ相当の大画面を投写可能。さらに、自動台形補正や4コーナー補正機能を備え、歪みのない映像を簡単に調整できます。

 天吊り設置・テーブル設置のどちらにも対応しており、専用のスマートリモコンでAndroid TV機能の操作もスムーズ。NetflixやYouTubeなどのアプリも単体で再生できるため、外部機器がなくてもすぐに使えます。初心者でも設置に悩まず、映画館級の環境を手軽に作れるのが魅力です。

BenQ TK705STi

設置は細かく調整しなくても自動で正面を向くよう調整してくれます

購入時に注意したい2つのポイント

ポイント(1)投写面の歪みやシワへの画質要求

 短焦点モデルは距離が近い分、わずかなスクリーンの歪みやシワでも映像が乱れやすい傾向があります。特に4Kクラスの高解像度映像では、その差が如実に現れます。

 そのため、映像を最大限に楽しみたい場合は、専用スクリーンや壁の状態にも注意が必要です。設置場所を工夫することで対策は可能ですが、画質重視のユーザーほど慎重に調整したいポイントです。

画像補正で暗部を見やすくすることなども可能ですが、理想的な投影にはスクリーンも重要なポイントです

ポイント(2)高輝度による排熱と音

 3000ルーメンという高輝度性能ゆえ、稼働中の排熱量はやや多めです。ファンの回転音も静音モードでは抑えられているものの、完全に無音とはいきません。特に夜間の映画鑑賞など静かなシーンでは気になる人もいるでしょう。

 ただし、排熱対策のためのエアフロー設計は優れており、長時間使用しても熱暴走の心配は少ない設計。明るさと静音性のバランスを取るなら、設置位置を少し離すだけで十分対策できます。

BenQ TK705STi

強く負荷がかかると少しファンの音が大きくなります

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