「カービィのエアライダー」実質新作+前作フルリメイクでファン仰天 桜井氏「作っちゃいました」

文●Zenon/ASCII

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伝説マシン「ドラグーン」が登場、カッコいい!乗りたい!

 任天堂は10月23日、Nintendo Switch 2用ソフト「カービィのエアライダー」のくわしい情報をお届けする番組「カービィのエアライダー Direct 2 2025.10.23」を放送。本作のディレクター・桜井政博氏によってさまざまな新情報が公開されたので、その一部を抜粋して紹介しよう。

サクッと遊べる「ウエライド」

 ウエから見たコースを最大8人で遊べる「ウエライド」。桜井氏いわく「なくても許されるよね?と思いましたが……結局作っちゃいました」とのこと。前作よりコースが大きくなり、ズームして走ることも全体を見ながら走ることもできる。

 映像では桜井氏による実演も。NPCの強さをMAXにしても余裕の勝利で、さすがのウデマエを見せつけた。

3つのモードを横断する1人用モード「ロードトリップ」

 「エアライド」「ウエライド」「シティトライアル」という3つのモードを横断する、ひとり用モード「ロードトリップ」が新たに登場。道中はさまざまなイベントが起こり、半生命体「ゾラ」と、エアライドマシンの運命を紐解くお話になるとのこと。

 ストーリーモードのようなもので、ファンからは喜びの声があがっていた。どのような結末が待っているのか、非常に興味深い。

前作エアライドコースをすべて復活!桜井氏「おぜいたくですね」

 ゲームキューブで発売した前作「カービィのエアライド」。その楽曲を楽しむことはできないのか?という疑問に「できますけど」とあっさり白状する桜井氏。

 「おぉ、サウンドモードでも用意してくれたのかな?」とファンの期待を高めたのち、なんと前作のコースを9種類すべて遊べるように再構築したと発表。実質フルリメイクということでファンの興奮が爆発。コメント欄が目で追い切れないスピードでスクロールしていたのが印象的だった。

 そのほか、新ライダー・新マシンも多数(ホントに多数)発表され、シティトライアルの要素やアナウンスのボイスを声優の銀河万丈さん大本眞基子さんが担当すること、タイムアタックはグローバルランキングなどを実装しない代わりに全マシンごとに記録を取る「自分との戦い」であること、プレイの目安となる「クリアチェッカー」は今回もあること、マシンの「グミ」をもてあそべること、メインメニューが机の上をモチーフにしていること、DLCの発売予定もシリーズを重ねる予定もないことなど、本当に多数の新情報が発表されている。前作比10倍の工数がかかったという。

 なかでもユーザーから反響が大きかったのは、アクセシビリティの充実。酔い対策片手操作にも対応していることで、「良かった私でも遊べそう!」「アンタには負けたよ買わせていただきます」など、買い控えを検討していたユーザーの取り込みにも成功している模様だ。

 紹介し切れなかった情報も多数あるので、ぜひ桜井氏のテンポ良いプレゼンテーションを視聴してみてはいかがだろうか。なお、記事執筆時点で動画は140万回再生を記録。1回では追い切れない密度なので、これはまだまだ伸びる予感……!

 

【ゲーム情報】

タイトル:カービィのエアライダー
ジャンル:レース
販売:任天堂
開発:ソラ、バンダイナムコスタジオ
プラットフォーム:Nintendo Switch 2
発売日:2025年11月20日
価格:8980円(パッケージ)/7980円(ダウンロード)
CERO:A(全年齢対象)