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オーディオテクニカ「AT2040」

First Takeのノリでいこう! 音も見た目もこだわる配信者には定番オーディオテクニカのこのマイク!

2025年10月17日 17時00分更新

文● ドリまつ/ASCII 編集⚫︎ASCII

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 AT2040はオーディオテクニカの定番ダイナミックマイクです。配信の映像を格上げしてくれる見た目の存在感や、指向性の高さによる雑音の入りにくさ、プロ仕様の堅牢性などが特徴です。一方で、アナログ接続専用のため、ミキサーやオーディオインターフェースなどが必要です。また、コンデンサーマイクに比べると感度が低いため、口から離さずに使うなど利用方法も知っておく必要があります。ここからはメリットと注意点を紹介します。

AT2040を使う3つのメリット

ポイント(1)見た目にこだわる配信者向き

 動画編集や映像配信に関心がある筆者がAT2040を気に入ったのは、見た目からして「本格的」である点です。オーディオテクニカ製という安心感も大きなポイント。ブランドの信頼性は、視聴者への説得力にもつながります。

 大きな筐体と金属製のボディーをカメラに映り込ませれば、配信環境をぐっと格上げしてくれます。使っている道具は、配信の第一印象を左右する重要なアイテムでもあります。そんな“道具感”を求める人もこのマイクを候補に入れて間違いないでしょう。 

オーディオテクニカ AT2040

見た目から配信者のためのマイク

ポイント(2)不要な音を拾わない設計

 ダイナミック型マイク全般に言えることですが、コンデンサー型などに比べれば感度は低めです。しかしながら、逆にそれが利点にもなります。マイクにしっかり口を近づけて、大きめの声で話す必要がありますが、その分周囲の雑音を拾いにくいためです。環境音が多い場所でもクリアな音声を届けやすくなります。

 また、ショックガードやポップアップガード(別売)も装備すれば、本格的なボーカル収録も可能です。余計なノイズを防ぎ、聞きやすい音声を届けられる点は配信者にとって大きな武器です。

オーディオテクニカ AT2040

感度は低めだが、口を近づけることで周囲の雑音を拾いにくい

ポイント(3)堅牢で拡張性も十分

 金属製の筐体は耐久性が高く、長く使える信頼感があります。XLR端子や各種のネジ穴変換も可能で、さまざまなアームやブームにも接続可能。拡張性の高さは、プロ仕様のマイクならではですね。オーディオインターフェースやミキサーとの組み合わせで環境を作り込めるので、自分だけの配信セットを構築する楽しみも広がります。

オーディオテクニカ AT2040

金属製の筐体で耐久性バッチリ

購入時に注意すべき側面

アナログ接続のハードル

 USB接続のマイクが主流になっている中で、AT2040はアナログ接続専用です。そのため、ミキサーやオーディオインターフェースが必須。配線や設定に慣れていない人にとっては、導入のハードルが高いと感じるかもしれません。

 手間はかかりますが、音質の調整を細かくできるので、こだわりの配信を本格的にやりたい人はしっかりと使い方を覚え、勉強してみるのもいいでしょう。

オーディオテクニカ AT2040

XLRコネクター出力だからミキサーやオーディオインターフェースが必須

感度が低い=マイクが目立つ

 ポイント(2)でも書きましたが、ダイナミック型のマイクは口元に近づけて使うのが前提になります。そのため、配信画面に自分を映す場合、マイクがかなり目立ってしまうのは避けられません。マイクを見せたくない人には不利なポイントです。逆にポイント(1)で書いたようにあえて「マイクを見せるスタイル」であれば、この存在感はむしろ武器になります。

オーディオテクニカ AT2040

口元に近づけて使うのが前提のため、配信の時にはマイクが目立つ

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