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iGPSPORT「SR mini」

安い!軽い!小さい!この自転車用レーダーが欲しすぎる

2025年10月03日 17時00分更新

文● 南田/ASCII 編集●ASCII 撮影●パシャ

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「SR mini」は重量50g、サイズは77×37×19mmと非常にコンパクト。競合する自転車用レーダーはありますが、このサイズと軽さはダントツ。そして、直販価格1万3750円とお値打ちで、一般的なロードバイクのサドルレールに装着するマウントも付属します。

 レーダー検知角度は水平-22.5~22.5°、垂直-17.5~17.5°。テールライトの輝度は30lmで、駆動時間はレーダーモードで最大約20時間。IPX7防水なので雨の日も安心です。

本体は充電ポートのほか、電源ボタンだけと非常にシンプル

「SR mini」の使い方は非常にシンプル。充電して自転車に取り付け、電源を入れてサイクルコンピューターやスマホアプリとペアリングするだけ。テールライトの点灯パターンや警告音のオン/オフなどの細かい設定は、スマホアプリから行います。

 「自転車用レーダーなんて、意味があるの?」と考える方もいるかもしれません。しかし、筆者は自転車走行中に何回も怖い目に会ったことがあります。一番怖いのが夜間の長いトンネル走行。大型トラックに追い抜かれるたびに風圧に怯えていましたが、自転車レーダーさえあれば、安全に停車して路肩に自転車を寄せて退避できるのです。

 なお、サイクルコンピューターはiGPSPORT社製品のほか、定番のGarmin製品などにも対応。筆者はGarminの「Edge 530」に接続して利用中です。

30lmのテールライトの可視角は220°で、視認性は非常に良好

SR miniを使う3つのメリット

ポイント(1)後方160m、8台の接近車両をGPSメーターに表示

 実際にSR miniを使ってみましょう。脱落防止のため、サドルレールなどにストラップを巻き付けておくことを忘れずに。

 サイクルコンピューターと接続後、車両が自転車の後方に接近すると画面側部にバーが表示されます。後方160m、8台までの接近車両を表示できます。

 バーには車両台数と相対速度がアイコン表示され、バーがオレンジに切り替わります。最接近時はバーが赤に変化し、後方がクリアになると水色になり、バーが消えます。

後方の車両を検知すると画面隅にバーが表示され、バーがオレンジ色に変化します

車両台数と相対速度をバーに表示し、車両が近づくとバーが赤色に変化。車両が通り過ぎると水色に変わり、バーが消えます

 このレーダー表示があるだけで、夜間走行や狭い道路走行時の不安や危険を相当軽減できます。「危ない」と思ったら安全に停車して車両をやり過ごせますからね!

自転車走行中の後ろ160mの車両接近を検知できます

ポイント(3)曲がり角でも45°まで車両を捕捉

 

 とはいえ、毎日通る道は直線とは限りません。しかし「SR mini」は、曲がり角でも45°まで後方の車両をレーダーで捕捉します。車両の表示が消えたりしないので、ストレスなく車両位置を確認できます。

 また、SR miniのスゴい部分は、別途サイクルコンピューターを用意しなくても、「スマホで使えること」。つまり、休日のサイクルリングだけでなく、駅までの通勤や買い物の際も大活躍するのです。

スマホアプリでも使い方は同じ。車両が接近するとバーが黄色になり、アイコンで車両数と相対速度を表示

車両が近づくとバーが赤色に変化。車両が通り過ぎると緑色に変わります

SR miniの詳細設定はスマホアプリから。レーダー警告の振動や音声オン/オフやオートスリープなども細かく設定可能です

ライトモードも豊富に用意。ユーザー任意のカスタマイズモードも用意されます

 自転車ごとに装着用マウントは用意する必要がありますが、サイクリング時はロードバイクやクロスバイク+サイクルコンピューターで運用し、通勤や買い物時には電動アシスト自電車+スマホで使えます。点灯式テールライトとしても有用なので、これ本当に便利ですよ!

購入時に注意するべき側面

スマホ用マウントは別途用意が必要

 電動アシスト自転車+スマホでも活用できる「SR mini」ですが、付属するマウントはサドルレールに取り付けるもののみ。自転車のハンドルに取り付けるスマホマウントは別途用意する必要があります。

自転車を変える場合は追加コストが発生

 筆者はサドルレールに自転車バッグを取り付けるマウントを装着済みのため、付属のマウントが利用できません。そこで他社製品用ですが、レックマウントの「Oリング&タイラップ式 セーフティライトマウント マージン レーダーテールライト用 【Seatpost1-Magene】」を導入し、SR miniを装着しています。適合機種外ですが、筆者は支障なく使えています。

サドルレールに他のマウントを装着中のため、レックマウントの【Seatpost1-Magene】にSR miniを装着。適合機種外ですが、筆者は支障なく使えています

Oリング&タイラップ式 セーフティライトマウント マージン レーダーテールライト用 【Seatpost1-Magene】

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 そして、自転車バッグに装着する際に使う「クリップ型 セーフティライトマウント マージン レーダーテールライト用 【Clip-Magene】」も合わせてゲット。こちらはバッグだけでなく、電動アシスト自転車の後ろカゴやチャイルドシートに装着する際に役立つはず。
 

電動アシスト自転車の後ろカゴやチャイルドシートに装着する際は、クリップ型のマウントを用意するのがおすすめ

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 「SR mini」は非常にお役立ちのスマートレーダーですが、レーダー確認用機器&本体設置用マウントは自転車ごとに必要。別途予算を確保しておきましょう。
 

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