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Positive Grid「Spark」
【最強ギターアンプ】1台でここまでやる? 世界中の弦楽器奏者にすすめたい俺も買ったSpark
2025年09月29日 17時00分更新
Sparkは40W出力のステレオアンプです。ソリッドボディーのギターはもちろん、エレアコにもベースにも対応。つまり、一般的な弦楽器演奏ならこれ1台あればOK。筆者はベースがメインですが、Sparkを愛用しています。
なお、ルーパー機能などを搭載した出力50Wの後継モデル「Spark 2」も発売中。そのため、Sparkは直販価格4万700円とお安くなっています。
上面には操作系が並びます。上段は電源、プリセット切り替え、音楽ボリューム、ヘッドホン端子。コントロールは左から、モード変更、ゲイン、ベース、ミドル、トレブル、マスターボリューム、モジュレーション、ディレイ、リバーブ、出力、シールド入力
Sparkの使い方は簡単。専用スマホアプリをインストールして本体とペアリングすれば準備完了。あとは普通のアンプのように、マスターボリュームや出力のつまみを回すだけで音が出ます。
本体にはチューナー機能も搭載。上部のタップボタンを長押しするとチューナーモードに切り替わります。ベースもギターもチューニングできるので安心です。練習用のメトロノーム機能も搭載しています。
Sparkを使う3つのメリット
ポイント(1)1台で完結。楽器演奏も音変更も録音も、スマホでビデオキャプチャーも!
記事冒頭で「演奏に必要な全部がSparkで完結する」と書きましたが、Sparkのすごい部分はここ。スマホアプリを起動すると、33のアンプモデルと43種類のエフェクターが選択できます。アンプモデルとエフェクターの組み合わせは自由自在で、プリセットとして本体に4つ登録できます。
アンプモデルや各エフェクターのゲイン設定などは、個別にアプリから調整できます。オン/オフもするタップだけ。歪み系やディレイ、リバーブなどは本体上部のゲインダイヤルなどと連動しており、アンプ側で操作できるのが便利です。
Sparkは、単なるマルチアンプ+マルチエフェクターではありません。すごいのはここから。楽曲練習(耳コピ)の際は楽曲を何度も繰り返して聞いて覚える必要がありますが、スマホで楽曲を再生すると、なんと「タブ譜が出ます」。
リピート再生やピッチ変更も可能。楽曲はApple Musicなどから読み込み可能。SpotifyやYouTubeにも対応しています!
バンド演奏には各々が楽器でコードを鳴らして演奏し、進行やドラムを合わせていくジャムセッションがありますが、これが自宅で一人で楽しめるのもSparkの魅力。AIがユーザーの演奏を即座に分析して、ドラムやベースを伴奏してくれます。
楽器演奏シーンを録画したい? それもSparkにおまかせです。スマホアプリには動画録画アプリが搭載されています。楽曲を追加して演奏すると、運指やタイミングのズレなどを細かくチェックできるのもナイス。
ポイント(2)Bluetoothスピーカーにもなるのが恐ろしい
Sparkは楽器用アンプですが、本体のペアリングボタンを押してスマホなどの機器と接続すると、Bluetoothステレオスピーカーとして活用できます。楽器演奏以外のシーンでも、ステレオ40Wの大出力を余すところなく使い切りましょう。
ポイント(3)レコーディング用のUSB出力もある
本体背面のUSB端子からPCにケーブル接続すると、PC側でレコーディングも行えます。USB AUDIOインターフェースも兼ねるため、ミキサーアプリを使えばすぐに作曲デビュー。もはや、Sparkができないことを探す方が難しいです!
購入時に注意するべき側面
スマホアプリの操作がちょっとわかりにくい
スマホアプリは下部のアイコンで機能を切り替えるのですが、機能を切り替えながらの利用はやや不便。演奏中のアンプとエフェクターのプリセット切り替えや微細な調整はほぼ無理なので、決め打ちの設定になりがちです。
プリセット切り替え用フットスイッチは別売り
先述のとおり「ソロではこのプリセット」といった場合に、演奏中にスマホアプリや本体上部のプリセットスイッチを押すのは無理。演奏中の切り替えには専用のBluetooth接続フットスイッチ「Spark Control X」(直販価格2万4200円)が必要です。
ボリュームやワウなどなど2系統のTRSエクスプレッションペダル入力をサポートしますが、なかなかいいお値段なのが悩ましいところ。
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