開発段階では別名が……
マクドナルドの「月見バーガー」は最初“月見”じゃなかった!? 人気商品の意外な真実
2025年09月03日 13時00分更新
ごきげんよう。9月に入り、飲食チェーン各社は“秋グルメ”として「月見」メニューを続々と打ち出しています。ここ数年、月見グルメは広がりを見せ、一大トレンドとなっていますが、その先駆けはマクドナルドの「月見バーガー」といえましょう。
最初は「月見」じゃなかった!
「月見バーガー」の真実
マクドナルドは1991年から、秋限定商品として月見バーガーを販売してきました。実はこの「月見」、開発当初は別の名前で進められていたのをご存じでしょうか。
そもそも月見バーガーは、最初から「月見」商品として開発されたわけではありません。きっかけは、“たまご”という食材に着目したことでした。バーガーに入っているとうれしい食材ランキングで上位の“たまご”を、比較的安定して仕入れられる秋に販売しようと企画がスタート。これが月見バーガーの始まりです。
こうして、試行錯誤の末に完成したバーガーは、当初「ベーコンエッグバーガー」という名称で社内開発が進められていたそうです。しかし最終的に、日本ならではの季節感を取り入れる形で「月見バーガー」という名称が採用に。
いまや月見バーガーは秋の風物詩的な存在として定着しており、各ハンバーガーチェーンも追いかけて来た印象があります。もし「月見」と名称に入ってなかったら、ここまで広がらなかったかもしれません。人気商品には意外な歴史があるんですね。
定番を8年ぶりにリニューアル
新作は「とろ旨すき焼き月見」
そんなマクドナルドの「月見」シリーズが今年も9月3日にスタート。定番の「月見バーガー」は8年ぶりにソースをリニューアルしました。
月見バーガーは店内で蒸し焼きにした国産たまごと、牛100%のビーフパティ、スモークベーコンに、トマトクリーミーソースを組み合わせた構成。リニューアルポイントであるトマトクリームソースはクリーミーさとトマトのコクをいかしつつ、あらたにバターの味わいを加えています。
日本マクドナルド マーケティング本部 メニューマネジメント部 統括マネージャー 上田寛子さんによると、「歴代ソースを何度も食べ比べて理想のバランスを追求」したとのこと。完成した今回の3代目トマトクリーミーソースは、まろやかさと、トマトの風味が調和したこだわりのつまった味わいに仕上がっているんだとか。
また、新作の「とろ旨すき焼き月見」も力が入った商品。2022年に登場した「こく旨すき焼き月見」を進化させたもので、上田さんによると「3年間ひそかに研究を重ねてきた」のだと。
ポイントはなんといっても「すき焼きフィリング」。すき焼きの醍醐味ともいえる、“溶きたまごにすき焼きをくぐらせたようなまろやかな味わい”を表現。牛肉や野菜のうまみ、そしてすき焼きならではのコクを活かしながら、溶きたまごにくぐらせたようなまろやかなたまご感が感じられる一品に仕上がったといいます。
このとろ旨すき焼き月見には、リニューアルしたトマトクリーミーソースも入っています。また、シリーズではこの商品だけのスチームしたバター風味のバンズを使用しており、バンズの甘さも相まって、コク深く贅沢な味わいだとしています。
夜限定の「トリプル」も!
さらに、夜の時間限定でビーフパティを3枚にした「トリプルビーフのとろ旨すき焼き月見」が登場します。
↓動画はコチラ!
まだまだ暑い日が続きますが、マクドナルドの月見で季節の移り変りを感じられそうですよ。
※店舗により価格は異なります
※記事中の価格は税込

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