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石川温のPCスマホニュース解説 第248回

ドコモ“一人負け” 通信改善待ったなし

2025年08月14日 07時00分更新

文● 石川温

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ドコモMAXで足元の数字は改善

 実際、ドコモMAXを始めたことで、足元の数字に改善が見られている。

 提供を開始した月の移行率を見ると、2023年7月の「eximo」に比べて6ポイントも増えている。

 また、ドコモMAXにより、ギガライトからの乗り換えがeximoに比べて20%も伸びている。一方で、irumoであった低容量プランを廃止したことで、ダウンセルを30%抑制することができた。

 さらに1ヵ月あたりの通信料収入であるARPUも増え、大容量プランを契約する比率も29%に高まっている。

 「スポーツファン以外にはあまり魅力がない」と揶揄されるドコモMAXではあるが、NTTドコモとすれば、いまのところ、導入して良かったという判断になりそうだ。

 ドコモMAXは現在、70万契約を突破しており、年度末には300万契約を見込むという。

 さらなる顧客基盤の強化、さらにARPU上昇にはネットワーク品質の改善が不可欠だろう。

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