このページの本文へ

あなたが買うべきガジェットは俺たちに選ばせてくれ! 推しガジェット大賞 2025 第91回

"寝苦しい背中とサヨナラ? 熱をファンで逃す快適ベッドシートを試してみた

2025年08月14日 17時00分更新

文● イチ/ASCII 編集⚫︎ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 人は寝る際に布団に触れている“背中側”に体温がこもりやすく、汗などをかきやすくなっています。そこに風を当てれば熱が逃げ、体感温度がグッと下がるという仕組みで作られたのが「LOWYA ベッド用クールファンシート」です。

 試してみると確かに背中が蒸れない。扇風機のような“直風”ではなく、じわじわと風が通っていく感覚であるため、不快さもありません。冷えすぎず、それでいて暑苦しさはしっかり軽減されていくちょうどよい塩梅です。ここでは「これ、快眠アイテムとしてアリなのか?」という視点でメリットと注意点をまとめていきます。

ベッド用クールファンシートを使う3つのメリット

ポイント(1) エアダッシュテクノロジーで背中がサラサラ

 最大の特徴は、LOWYA独自の「エアダッシュテクノロジー」が採用されている点です。マット内部にWファンを搭載し、内部に通気層を設けることで、背中にたまった熱気や湿気を効率よく逃がしてくれます。

 寝ているとき、特に夏場は体温や汗によって背中と布団の間はジメジメと不快な状態になってしまいます。これが寝苦しさや不快感を引き起こし、睡眠の質を落とすことにつながります。しかし、このクールファンシートがあれば、空気の流れで背中の熱を逃がせるため、快適な状態を維持してくれます。

 自分の好みに合わせて風の強さを選べるのもうれしいポイントです。風量は3段階に調整可能で、風が直接肌に当たるわけではなく、マット内で熱気を逃がす構造なので、強モードにしても体への負担もほとんどありません。

ポイント(2) アウトドアや車中泊でも活躍

 家庭用のベッドで使うのはもちろんですが、キャンプでのテント泊や車中泊などでも活躍します。電源はUSB給電に対応しており、モバイルバッテリーなどがあれば簡単に使用できます。屋外の蒸し暑さに悩まされがちなシーンでも、快適な睡眠環境をつくり出してくれるのです。

 屋外では空調が限られるため、このように自分だけの冷却システムがあるのは非常に心強いと感じました。持ち運びもしやすく、丸めて収納できる柔らかいマット構造のため、車などに積みやすいのもアウトドア好きからしたら、嬉しいポイントだと思います。

ポイント(3) 電気代を抑えて経済的

 電気代は上がっています。エアコンをつけっぱなしにして寝ると、冷えすぎてしまうばかりか、その電気代の高さに驚くこともしばしばです。このクールファンシートは、そんな悩みの解消にもひと役買ってくれます。

 LOWYAによると、本製品の電気代は1ヵ月で約45円ほど(弱運転6W/1日8時間30日利用した場合)とのこと。使用時の消費電力も非常に少なく、風量・弱モードであればモバイルバッテリーでも一晩持つ場合が多いです。つまり、エアコンを控えめに設定し、このクールファンシートを併用すれば、電気代を抑えつつ快適な睡眠が得られます。

購入時に注意すべき側面

ファンの音は人によって気になるかも

 このシートは静音設計となっていますが、内蔵ファンを回している以上、完全に無音というわけではありません。風量を強に設定した場合は、ブーンという低めの動作音がしっかりと聞こえるため、音に敏感な人は少し気になるかもしれません。

 ただし、エアコンや扇風機の稼働音に比べれば控えめで、枕元から距離もあるため、個人的には睡眠の邪魔になるほどではありませんでした。弱や中のモードにすればさらに音を抑えられるので、眠りへの影響は少ないはずです。

清潔感はあるが、洗濯は必要

 クールファンシートは寝具と一緒に使うアイテムであるため、やはり清潔さを保つことが大切です。表面はメッシュ状で通気性が良く蒸れにくい素材ですが、汗や皮脂は溜まりやすいため、定期的なお手入れは欠かせません。残念ながら、洗濯機で丸洗いすることはできませんので、ファンを取り外して手洗いするというひと手間が必要です。

■Amazon.co.jpで購入

カテゴリートップへ

この連載の記事

ASCII倶楽部

注目ニュース

  • 角川アスキー総合研究所

プレミアム実機レビュー

ピックアップ

デジタル用語辞典

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン