なぜ今までなかった?「男の尿問題」を救うのは“装着型デバイス”だった
マナーパンツ事情、男の子はちょっと大変
最近は、犬と一緒に出かけられる場所が本当に増えた。ドッグカフェはもちろん、マナーパンツを着けていればペット同伴OKのショップも少なくない。行動の自由が広がり、愛犬家としては嬉しいかぎり。
ただ、犬のマナーパンツって、女の子用はおむつタイプで簡単だけれど、男の子用のマナーバンドはずれやすかったり、腰までしっかり巻かないといけなかったりして、正直使いにくい。「見た目も着け心地も大変なんだよね」と友人と話していたら、ふと気づいた。これって人間にも当てはまるのでは?
男性の尿ケア製品、あまり聞いたことがない
女性向けの尿ケアパッドは、CMもよく見かけるし選択肢も多い。かわいいパッケージや吸水性をうたう商品も増えていて、“ちょっとした備え”として気軽に持ち歩ける雰囲気がある。でも、男性向け製品をCMで見かけることはほとんどないし、ドラッグストアの片隅でひっそりと売られているだけ。
“着けてる感ゼロ”の装着型──TIMESHIFTという選択肢
そんな中、見つけたのが東京科学大学発ベンチャー・INTRON SPACE株式会社の「TIMESHIFT」だ。シートでもおむつでもなく、コンドームのような装着型。2回分の排尿を貯めることができ、柔らかく伸びる素材で、スポーツやアウトドアなど動きの多い場面でも安心して使えるらしい。
TIMESHIFTの特徴は、 使用者が装着していることを忘れるほどの違和感のなさだ。この装着性を実現するために、“硬度ゼロ”とも言える超ソフト素材と、最大20倍以上の伸縮性を持つ独自素材を採用。さらに、生体の静脈弁を模倣した逆流防止バルブ構造(Bio‑Mimic Valve)など、漏れを防ぐための高度な技術が詰まっている。
医療や介護の現場でも、術後の尿トラブルや排尿自立支援、おむつ交換の負担軽減などに活用されており、信頼性もお墨付きだ。もちろん、病気や介護の場面に限らない。オンラインストアで手軽に購入できるので、将来的に活躍する場面も増えそうだ。

















































