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JBL「Sense Lite」
耳に吸い付く装着感♡安価だけどJBLのイヤーフック型イヤホンは音漏れしにくいよ
2025年07月22日 17時00分更新
本製品は、人気だった「Soundgear Sense」の流れを汲んだエントリーモデル。耳に“かける”という独特のスタイルで、鼓膜をふさがず、周囲の音も自然に聞こえる――それでいて「音漏れに配慮した設計」というのが驚きです。
しかも、価格は1万1500円前後。JBLという信頼あるブランドから出ていて、1万円ちょっとで買えるならアリだな、と思わせる絶妙な価格帯。ズルいね。店舗で売ってたら、思わず衝動買いしてしまう“ちょうどいいお値段”。
個人的に感心したのは、「耳の形にほぼ依存しないフィット感」。イヤーフック型なので、耳たぶの大きさとか向きとかにあまり左右されないし、医療用のシリコン素材だから長時間使っても痛くなりにくい。装着がしっかりしているから、無理に音量を上げなくてもちゃんと聞こえるんです。耳に優しい設計というのも、地味にうれしいポイント。
Sense Liteを使う3つのメリット
ポイント1:周囲の音もちゃんと聞こえる。だけど“音漏れ”は意外と少ない
オープンイヤー型のイヤホンって、外の音がちゃんと聞こえる代わりに「音漏れが心配……」という印象があると思います。でもSense Liteは、その点でもちょっと面白い工夫がされています。
本製品は、JBLが独自に調整した「逆位相音」を使って、外部への音漏れを抑える仕組みを採用。耳に向かって音を出す一方で、周囲に出る音に対して打ち消すキャンセル音のようなものを出しているんです。
わりと近距離でカメラマンに撮ってもらったときも音を出していたのですが「全然聞こえないよ」とのこと。音量を上げすぎなければ、公共の場所でも安心して使えそうです。
それでいて、しっかり音楽を楽しめるのもポイント。オープンイヤーなのに、音がふわっと拡がる感じがあって、ちょっと不思議な体験。密閉型ほど低音のズンズン感はないけれど、音場が広くて、自然な空気感のある音を届けてくれます
ポイント2:イヤーフック型だから誰の耳にもフィット。軽くて快適な使い心地
「引っかけるだけで落ちないの?」と最初は不安になりますが、Sense Liteの装着感はまさに“吸い付く”よう。耳に負担がかからず、それでいてしっかりフィットする――この感覚がたまらん。
秘密は2つ。ひとつは医療用グレードのシリコン素材。柔らかく、しなやかで、肌への当たりも優しいのです。よく聞く人間工学ってやつに基づいて作られているので、長時間の装着でも耳が痛くなりません。
もうひとつのポイントは、耳の上にかけるイヤーフック型という構造自体。カナル型やインナー型と違って、耳の穴に差し込む必要がないので、装着がすごくラク。そして耳の形に依存しにくいので、男女問わず、多くの人に合いやすい。着脱もパッとできるから、ちょっとした外出にも便利です。
ふだん「耳が小さくてイヤホンが合わない……」とか「カナル型だと長時間つけていると痛くなるんだよね」という人にもおすすめしたい、フィット感重視の設計です。
ポイント3:JBLブランドの安心感と、この価格でこの音質は驚き
1万円ちょっとのイヤホンって「音はそこそこかな」と期待値を下げがちですが、Sense Liteは良い意味で裏切ってきます。
そもそもJBLは、長年オーディオ業界で実績を積んできた世界的ブランド。家電量販店のオーディオコーナーとかでもよく見ますよね。
Sense Liteでも中高音の抜けが良く、ボーカルの粒立ちやアコースティック系の楽器の透明感がかなりしっかり出ています。価格帯を考えると、これは素直に「すごい」と思えるクォリティ。
しかも、オープンイヤー型という構造の制約を感じさせず、ジャンルを問わず安定した鳴りを聴かせてくれます。EDMなど重低音系よりも、ポップスやバラード、ジャズなどを自然体で楽しみたい人に合っている印象です。
この価格帯でJBLの音が手に入る――という事実そのものが、ひとつの魅力。手頃な価格でちょっといい音を楽しみたい人にぴったりの一台です。
購入時に注意したい側面
ポイント1:メガネ・マスクとの干渉が少し気になるかも
イヤーフック型で耳の上にパーツが乗る構造のため、眼鏡やマスクと同時に使うとやや干渉することがあります。とくに、太めの眼鏡フレームやゴムのきついマスクをしていると、フック部分が押されてズレやすくなる場面も。
長時間の着用で違和感が出るわけではありませんが、「マスク+メガネ+イヤホン」の3点セットを常用する人は、少し気をつけたほうがよいかもしれません。
ポイント2:外音をシャットアウトしたい人には不向き
これはオープンイヤー型製品全般に言えることですが、「外の音を遮断して音楽に没入したい」というニーズには向いていません。むしろ周囲の音を自然に取り入れる設計なので、電車やカフェなど騒音の多い場所では、音楽がかき消されやすいです。
静かな環境や自宅利用では問題ないですが、通勤通学中に「音に集中したい」派の人には、カナル型やノイズキャンセリング付きのイヤホンのほうが満足度は高いかもしれません。
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