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連載:今週の「ざっくり知っておきたいIT業界データ」 第191回

IT市場トレンドやユーザー動向を「3行まとめ」で理解する 6月28日~7月4日

絶対王者・MS Officeを脅かす“あのツール”/ソフトウェア開発の生産性低下は「会議の多さ」から?/人手不足倒産が最多、ほか

2025年07月07日 08時00分更新

文● 末岡洋子 編集● 大塚/TECH.ASCII.jp

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[セキュリティ][クラウド] クラウド型DLP(データ漏洩防止)市場、前年度比27%増と好調な伸び(アイ・ティ・アール、6月26日)
・2024年度のクラウド型DLP市場、前年度比27.4%増の56億8000万円と予測
・機密情報のクラウド保管・共有が増加、情報漏洩対策の需要が拡大
・2023~2028年度の年平均成長率は13.6%、2028年度には84億2000万円規模を予測

 クラウド環境(SaaSやIaaS)にある機密情報や重要データを監視・可視化し、不正な情報持ち出しや複製といった動きを検知・ブロックするDLPの国内市場予測。重要データをクラウド環境に格納・共有する機械が増え、情報漏洩リスクが高まっていることで、クラウド型DLPの需要が拡大しているという。現状では大企業が導入の中心だが、中堅・中小企業での導入も増加傾向にあり、2023~2028年度の年平均成長率(CAGR)は13.6%と予想している。

 ⇒ 従来、DLPの導入は大企業がほとんどでしたが、ITRのアナリストは、クラウド型DLPはSASEを構成するコンポーネントのひとつであり、「業種や規模を問わず企業導入が拡大している」と説明しています。

クラウド型DLP市場規模推移および予測(出典:ITR)

[開発][生産性] ソフトウェア開発の生産性向上、妨げる要因は「ぼんやりした要件定義」「頻繁すぎる会議」(ファインディ、7月1日)
・ソフトウェア開発に携わる人の4割弱が「開発生産性向上に取り組んでいる」
・妨げる要因は「要件定義が不明確」「会議の頻度が過剰」など、組織運営課題が上位
・開発生産性を測る指標は、従来型の「バグの数」「残業時間」「コード行数」などが依然多い

 ソフトウェア開発に直接携わるエンジニア、マネージャーなど798名を対象に実施した「開発生産性実態調査」より。生産性向上に「取り組んでいる」は36.6%。開発生産性の阻害要因としては「要件定義の不明確さ」(53.5%)、「会議の過剰な頻度」(38.7%)、「組織内コミュニケーションの非効率性」(33.6%)など、組織運営上の課題が上位を占めた。また、開発生産性の測定指標として、従来型指標の「バグの数」(58.1%)、「残業時間」(53.3%)、「コード行数」(52.9%)が上位を占め、「開発生産性の本質的な側面を十分に反映できていない可能性がある」と指摘している。

 ⇒ ちなみに、主に利用しているソースコード管理ツールとしては「GitHub」(30.5%)が最多でしたが、従来型の「Visual SourceSafe」(15.8%)や「Subversion」(13.7%)も多く見られます。同社では、従来型ツールにおいて最新のAI機能を十分に活用できないことで、“格差”が生まれる可能性があるとコメントしています。

開発生産性を下げている要因(出典:ファインディ)

開発生産性の測定指標の認知度と活用率の比較。新しい指標の認知度、活用率とも非常に低い(出典:ファインディ)

ソースコード管理ツールの利用状況(出典:ファインディ)

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  • 角川アスキー総合研究所