メルカリは1月29日より、フリマアプリ「メルカリ」での新たな販売方法として「オークション機能」の提供を開始した。
これまでの価格をあらかじめ決めて出品する方法や「価格なし出品」機能では、出品時の価格設定や購入希望者との価格交渉の負担が課題となっていた。とくに「価格なし出品」機能を利用したユーザーからは、売れるまでの時間や納得いく価格提示が得られないケースがあるという声が寄せられていた。メルカリが2024年11月に1112人を対象に行ったアンケート調査では、およそ7割のユーザーが「メルカリのオークションを利用してみたい」と回答しており、希少性のある商品や人気商品を通常の価格出品よりも高値で売りたい、あるいは価格交渉せずに納得できる価格で買いたいというニーズが見えてきた。
新しく導入された「オークション機能」は、出品者があらかじめ販売開始価格を設定し、購入希望者が入札によって価格を競り合う仕組みになっている。最初に入札が入った翌日の20時台でオークションが終了するため、入札が活発であれば最短1日ほどで購入者が決まる見込みだ。出品者はこれまでの定価設定による販売方法と今回のオークションを状況に応じて選ぶことができ、売りたいものを素早く手放したい人や、人気商品をなるべく高値で売りたい人などのニーズに対応する。
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