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石川温のPCスマホニュース解説 第223回

サムスン「Galaxy」ついにソフトバンク入り 音声版「消しゴム」機能に驚いた

2025年01月27日 07時00分更新

文● 石川温

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 サムスン電子は1月22日(米国時間)、新製品「Galaxy S25シリーズ」を発表した。日本ではNTTドコモ、KDDIに続き、ついにソフトバンクでも取り扱われることになった。

 今回のGalaxy S25シリーズ、最大の特長は「AIの進化」だ。

 昨年から各メーカーで「AI機能」を競う動きが出ていたが、メール文書の要約や下書き、画像の処理などが中心であった。アップルも世界的にはAI機能を訴求しているが、残念ながら日本語には対応していないということで、日本での「Apple Intelligence」の盛り上がりは今ひとつだ。

 そんななか、Galaxy S25シリーズでは新たに「アプリ間の連携」という機能を載せてきた。これは複数のアプリをまたいで、AIに指示ができるというものだ。

アプリ連携で“コピペ”不要に

 例えば「近所のイタリアンを検索して、妻にメッセージしておいて」といったように「検索をお願いしつつ、結果をメッセージで送る」といったことを「一言で」完了できる。

 ほかにもプロスポーツの試合日程を検索し、その結果をカレンダーに記載しておく、YouTubeの動画で語られた内容をノートアプリに記入しておくといったことが可能だ。

 サムスン電子では、こうしたアプリ間の連携は「メーカー初」だという。

 AIによってアプリ間の連携がとれるようになると、スマートフォンの操作性は劇的に進化するだろう。

 これまで、スマホで調べ物をした際、出てきたテキストを他のアプリで使おうと思うと、指で長押しして、コピペのメニューを呼び出し、コピーしたい範囲を選んで、コピーし、他のアプリを起動してペーストするという厄介な操作をしなければならなかった。

 これがAIに任せられるとなれば、面倒な操作からおさらばできる。実際、Galaxy S25シリーズでどこまで便利になるか、まだ深く触れていないので未知数なところはあるが、是非とも期待したい進化ポイントといえる。

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