メールアプリ「Thunderbird」の開発チームは10月30日、Android向け「Thunderbird」の正式版をリリースしたと発表した。価格は無料で、Google PlayやGitHubからダウンロードが可能。Google Play版ではアプリ内課金で開発者を支援することもできる。
デスクトップ版Thunderbirdからの設定移行に対応
Android版Thunderbirdは、2022年にMozillaが傘下に収めた「K-9 Mail」をベースに開発されたオープンソースのメールアプリ。IMAPおよびPOP3プロトコルに対応し、Gmail、Outlook、Yahoo! Mail、iCloudなど主要なメールサービスを利用できる。
ほかのメールアプリからの設定移行については、ベータ版段階ではK-9 Mailのみの対応だったが、正式版ではデスクトップ版Thunderbirdからの移行にも対応。基本的にはデスクトップ版のエクスポートメニューからQRコードを表示し、それをAndroid版のインポートメニューから起動させたカメラで読み取る仕組みだ。
対応OSはAndroid 5以上。