クルマ好き女子の矢田部明子です。今回は、Hondaのミッドサイズセダン「ACCORD(アコード)」についてレポートします。
街中でも見かけることが少なく、どのメーカーのラインナップにも入っていないことが多い、今や絶滅危惧種といってもいい“セダン”。そんな中、今年3月に発売された11代目アコード(CY2型)の実力はいかに!?
Honda アコードはこんなクルマ
ホンダを代表とするクルマとして、グローバルモデルへと成長してきたミドルクラスセダンのアコードもついに11代目。「Driven by My ACCORD ~相棒アコードとより高みへ~」というグランドコンセプトのもと、オーナーと調和しながらカーライフを楽しめるとのこと。
Honda「ACCORD e:HEV」の主なスペック | |
---|---|
サイズ | 全長4975×全幅1860×全高1450mm |
ホイールベース | 2830mm |
車重 | 1580kg |
エンジン | 2.0L DOHC水冷直列 4気筒 |
最大出力 | 147ps(108kW)/6100rpm |
最大トルク | 182N・m(18.6kgf・m)/ 4500rpm |
モーター最大出力 | 184ps(135kW)/5000~8000rpm |
モーター最大トルク | 335N・m(34.2kgf・m)/0~2000rpm |
車両価格 | 544万9400円 |
それでは、細かくチェックしていきましょう!
新型アコードはここが良くなった その1
内外装デザイン
前モデルのアコードよりもメッキ部分が少なくなり、そのぶん、ボディーラインがくっきりと浮かび上がったデザインが◎です。フロントフェイスは水平基調でワイドに見え、ヘッドライトがLEDになったことにより、視認性が良くなりました。
サイドはクーペっぽいスタイルで、個人的に好きなのはフロントからリアまで一直線に入ったエッジです。ドアを開けると、エッジ上部の光の当たり方と、下部分の光の当たり方が違うので、上下でボディーの色が違って見えるんです。
ホンダマークが少し控えめに付いているところも◎。エンブレムがテールランプのデザインに溶け込んでいます。
アンビエントライトが、車内をぐるっと囲む&センターコンソール部分に装着されています。自分の好きな色に設定可能なのと、車内の設定温度を上げると赤く光るなど、状況に応じて光り方が変わるのも面白いところです。
新型アコードはここが良くなった その2
セダンらしくゆとりの居住性
外見からは想像がつかないくらい広い! 足元スペースはもちろんのこと、座面を1番下にした状態でヘッドクリアランスは拳4個分。1番上にした状態で拳3個分くらいです。ちなみに、ハンドル調整はチルトとテレスコどちらも可能となっています。シートポジションを、3人まで登録出来るのも便利です(※矢田部は158cm)。
後席は、座面の形状が傾斜になっていて“ぽすん”とお尻が収まります。ヘッドクリアランスは拳2個分くらいです。
Cピラーの三角窓&リヤガラスも大きいため、車内に自然光が入ってきて開放感があります。
この連載の記事
-
第500回
自動車
612馬力の超弩級SUV「Mercedes-AMG GLE63 S 4MATIC+」はクルマのジキルとハイドだ! -
第499回
自動車
BMWが誇る最上位SUV「XMレーベル」は手に余る性能のスーパーSUVだった -
第498回
自動車
ルノースポール最後の「メガーヌR.S.ウルティム」の魅力をシビック TYPE-Rと徹底比較 -
第497回
自動車
Hondaの「N-BOX JOY」はコダワリの詰まった内装と使い勝手が良くてドライブが楽しくなる -
第496回
自動車
Hondaの「N-BOX JOY」はアクティブにアウトドアを楽しむための人のための軽自動車 -
第495回
自動車
電気があれば何でもできる! 電動ポルシェ「パナメーラ」と「タイカン」の個性の違いを解説 -
第494回
自動車
芸能人御用達のゲレンデがEVに! メルセデス「Gクラス」の実力をオフロードで検証! -
第493回
自動車
アウトドアテイストのスズキ「スペーシアギア」は、ジムニー顔で車内の開放感がキモチイイ! -
第492回
自動車
食わず嫌いは良くない! シボレー「カマロ」は左ハンドルで古さを感じるも良質なFRクーペだった -
第491回
自動車
ボルボの電動SUV「EX30」は価格と性能のバランス良し! 乗って実感したオススメポイント5つ -
第489回
自動車
サーキット向けのアルピーヌ「A110S」はフランスらしいデザインと上質さで街乗りも楽しい - この連載の一覧へ