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『2』とあるけれども前作やシリーズをプレイしていなくても問題なく遊べる

静かな恐怖がさらなる深みを増してよみがえる――リメイク版『サイレントヒル 2』プレイレビュー

2024年10月04日 16時00分更新

文● ミヤザキ 編集●ASCII

 コナミデジタルエンタテインメントから、2024年10月8日※にPlayStation 5/PC(Steam)で発売される、サイコロジカルホラー『SILENT HILL 2』(サイレントヒル 2)。

※デラックスエディションの予約特典の先行アクセス権があると10月6日からプレイ可能。

 本作は2001年にPlayStation 2で発売されたオリジナル版を、レイトレーシングや3Dサウンドといった現在の技術を使ってよみがえられたリメイク作だ。今回は、レビュー用として発売に先駆けPS5版をプレイする機会を得たので、そのプレイ感などをお届けしよう。

 ゲーム価格は、スタンダードエディションのパッケージ版/ダウンロード版が8580円。ダウンロード版専用のデラックスエディションが9790円となる。

▼ストーリートレーラー 日本語ボイス版

亡き妻を求めるジェイムスの旅――

 本作では、主人公のジェイムスが3年前に死んだはずの妻・メアリーからの手紙に導かれ、サイレントヒルの街に訪れるところから物語は始まる。

 「サイレントヒル」シリーズの特徴は、ホラーゲームだけれども、ゲームジャンルに“サイコロジカルホラー”とあるように、精神的な恐怖を描いているところ。

 もちろん、ビクッとさせるシチュエーションもあるし、不気味なクリーチャーとの戦いもあるけれども、それよりも不安感を煽るというか、精神にジワジワと迫る恐怖を感じられるのが特徴だ。

 リメイク版『サイレントヒル 2』でも、この部分は変わらず。霧に包まれたサイレントヒルの探索、ほかの登場人物たちとの交流などを通じて、本シリーズの独特な恐怖感を味わえる。

主人公のジェイムス・サンダーランド。死んだはずの妻を求めてサイレントヒルの街を探索する

メアリーに瓜二つの女性・マリア。サイレントヒルの街でジェイムスと出会い、彼と行動をともにする

 本作では、登場人物たちの表情を含めて、実際の役者さんをキャプチャーで撮り込んでカットシーンなどを制作。それもあってか、登場人物たちの感情がセリフだけでなく、表情からも伝わってくるように感じた。

 筆者はオリジナル版をプレイしており、登場人物たちのモデリングが変わっていることに違和感を感じるのではないかと最初は懸念していた。しかし、実際にプレイしてみると、その不安は瞬く間に解消。各キャラクターのセリフや表情の演技などによって、初めからその人物がそういう顔をしていたように思え、素直に受け入れられた。

 ちなみに筆者は日本語字幕、英語ボイスをメインでプレイしているが、本作では日本語ボイスも採用されている。日本ボイスでプレイしてみたが、こちらも声優さんたちの演技がしっかりしていて、まるで吹替えのドラマを見ている感覚で楽しめた。

ジェイムスがサイレントヒルで初めて出会う女性・アンジェラ。彼女はサイレントヒルに母親を探しに来たという

ジェイムスの前に時折現れる女の子・ローラ。どうやらメアリーと知りあいのようだが……?

ジェイムスと同じサイレントヒルへの来訪者。彼との出会いのシーンはいろいろな意味で衝撃的

 なお、本作はタイトルに『2』とあるが、ストーリーは独自のものとなっている。ここから始めても問題ないので、シリーズをプレイしたことのない人はご安心を。

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