世界最先端のテクノロジー情報をお届けするグローバルメディア「MITテクノロジーレビュー」から、ビジネスに役立つ注目のテック企業の最新動向、イノベーションにつながる最新の研究内容をピックアップして紹介します。
米国で感染拡大、もはや鳥だけの問題ではない「鳥インフル」問題
鳥インフルエンザの牛への感染は確実に広がっており、そのことを示す証拠がいくつも見つかっている。専門家は実態がさらに深刻である可能性を指摘し、対応の遅れを懸念。ウイルスの進化と新たな感染経路の出現で、世界的なパンデミックのリスクが高まっている。
未知の環境でもタスクを完了、ロボット訓練の新AIモデル
米国の研究チームは、5種類の基本的なタスクをさまざまな環境で実行できるように教えられるAIモデルを開発した。このモデルを使用すると、ロボットに未知の環境で何かをさせる際に、追加の訓練や微調整が不要になる。
「テクノロジーは人をダメにする」プラトンも恐れた人類の葛藤の歴史
文字が記憶力を奪うと警告したプラトンから、AIが思考力を低下させると懸念する現代まで。新しいテクノロジーへの不安は人類の歴史と共に歩んできた。しかし、この永続的な懸念にもかかわらず、私たちはテクノロジーを進化させ続けている。
ドイツでEV販売に急ブレーキ、補助金のベストな止めどきは?
ドイツで電気自動車の販売台数が減少している。補助金の打ち切りは要因の1つだが、新興技術を普及させる手段として金銭的インセンティブをいつまで続けるべきか、難しい判断が迫られる。
感情読み取り、割り込みにも対応 チャットGPTの音声新機能
オープンAIは、チャットGPTでより自然な会話ができる「高度な音声モード」の提供対象ユーザーを拡大する。ユーザーの声のトーンに基づいて感情を感知して反応するほか、応答中に割り込みにも対応する。
送電網に潜む温暖化の脅威、SF6の代替技術は間に合うか?
送電網の安定に不可欠なSF6(六フッ化硫黄)は、CO2の2万倍もの温室効果を持つ。各国が使用禁止へ動く中、代替技術の開発が急務だ。新たな絶縁ガスや超臨界CO2など、さまざまな技術が模索されているが、実用化までの道のりは険しい。
CO2だけじゃない、今、知っておくべき温室効果ガス
地球温暖化の原因となるのは二酸化炭素(CO2)だけではない。個別に見るとCO2に比べて影響は小さいかもしれないが、全体を見ると、気候変動への対応という課題の難度を引き上げている温室効果ガスの概要を紹介しよう。
「進化」の未来—— 遺伝子編集ベビーの 次に来るもの
遺伝子編集ツールはどんどん進化しており、現在は少数の人が保有している有用な遺伝子突然変異の恩恵を、将来は多くの人が受けられるようになるかもしれない。人類という種の未来にとって、それは何を意味するのだろうか。
MITテクノロジーレビューからのお知らせ
イベント「生成AIと法規制のこの1年〜知財・著作権の最新潮流を読み解く」開催
MITテクノロジーレビュー[日本版]が平日夜に開催しているマンスリー・イベントです。次回10/9(水)は「生成AIと法規制のこの1年」がテーマです。
テキストから画像、音楽、動画まで、生成AIブームの到来によって、誰もがさまざまなコンテンツをAI技術を使って手軽に作れるようになりました。生成AI技術を組み込んだサービスや製品も次々と登場する一方、生成AIが利用する学習データをめぐっては大手新聞社や大手音楽レーベルがAIベンダーを訴えるなど、法的なトラブルも発生しています。また、生成AIの急速な普及を受けて、この1年でEUのAI法や米大統領令など世界各地で規制の動きが加速し、AI企業は対応を迫られている状況です。 今回のEmerging Technology Nite「生成AIと法規制のこの1年〜知財・著作権の最新潮流を読み解く」では、著作権・エンターテインメント業界に精通した骨董通り法律事務所の出井 甫弁護士をゲストに迎え、この1年あまりの生成AI関連の法規制の重要トピック、特に著作権をめぐる法的争点を中心に整理してお話いただきます。生成AIモデルの開発や、生成AIを活用したサービス・事業に関わる企業の担当者など、法規制の最新動向を知りたい方におすすめのイベントです。

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