ホイールを変えるだけで走りが変わるってマジ?
「これが効くんですよ」というのは、ホンダアクセスで開発を勤める湯沢峰司さん。ゆみちぃ部長に「ホイールをしならせることで、タイヤの性能を使い切るんです」と説明をされるのですが、ゆみちぃ部長はちんぷんかんぷん。ですが「靴底が硬いスニーカーと柔らかいスニーカーの違いです」という説明に納得。
ちなみにカスタムパーツのホイールというと軽量化が思い浮かぶのですが、このMS-050の重量は純正と変わりません。
テールゲートスポイラーを手に「この板で変わるんですか?」とゆみちぃ部長。ここでも湯沢さんは「実効空力と名付けているのですが、空気の流れを整えることで、直進安定性を高めているんです」とのこと。
それでは、アイテムありとなしの2台のVEZELで試すことに。いつも試乗で「以前取材したクルマと、どう違いますか?」と尋ねる度に「直接比較してないからワカラナイ」と言っていたゆみちぃ部長。今回はスグに比較できますよ! すると「私にわかるかなぁ? ホイールですよね?」と不安な表情。
それでは同じ道でテスト開始。最初にノーマルを試乗。すでに何回か乗っている勝手知ったるVEZELです。次に湯沢パーツを取り付けたVEZELにチェンジ。クルマを降りるや「全然違います!」と興奮した面持ちで語りだすではありませんか!
「クルマの安定感が全然違って、安心して運転できます。それに乗り心地がよくなりました。クルマの車内の音も静かになってます」と矢継ぎ早に語る部長。それを聞いた湯沢さんもニッコリ。
ちなみに後続車から、ゆみちぃ部長の運転を見ていたのですが、ベースモデルより車速が上がっていましたよ。つまり運転して気持ちよくなっちゃったのかなと。
走りも良くて250万円以下!
WR-Vのコスパの良さを改めて実感
そんな湯沢さんは、WR-Vの担当でもあります。「せっかくなので見てくださいよ」ということで、WR-Vのタフスタイルをチェック。「なんか厳ついですね」と、ゆみちぃ部長。「ところでこのクルマ、なんですか?」と素朴な疑問を。「これ、250万円しないクルマですよ」とお伝えすると「安っ!」と目を大きく見開く部長。
乗ってみたい、というわけで、特別に乗せてもらうことに。EVではないガソリンエンジン車ですが、試乗後「250万円なら許せる」とのこと。それどころか「これで250万円ってすごすぎ……」と大絶賛。
最後に、この試乗会の感想をお聞きしましょう。「今日は楽しかったです。ホイールでこんなに乗り心地が変わるとは思わなかったです」とのこと。「VEZELを買ったら、ホイールはマストバイですね」と言ったと思ったら「でもWR-Vがいいかな。安いし」とすべてをひっくり返したのでした。

この連載の記事
-
第588回
自動車
都市型SUVの新定番! マツダ「CX-30」がもたらす新感覚ドライブ -
第587回
自動車
死角ナシの万能SUV! マイチェン版トヨタ「カローラ クロス」に乗ってわかった“しっとり快適”の正体 -
第586回
自動車
今しか選べない“熱き”ガソリンSUV!マセラティ「グレカーレ」の真髄を体感する -
第585回
自動車
カッコいいワゴンは健在! アウディの新型「A5 Avant」は流麗なデザインと広々ラゲッジでアウディらしさを継承する -
第584回
自動車
「VEZEL e:HEV RS」は後出しズルい! と言いたくなるほどイイクルマだった -
第583回
自動車
採点方式が激変の2025年「日本カー・オブ・ザ・イヤー」最終決戦! 10ベストカー試乗会レポ -
第582回
自動車
BMW「X2 M35i」はカジュアルさとBMWらしさが高次元にバランスした日本にピッタリなSUV -
第581回
自動車
フォルクスワーゲン「ゴルフ GTI」はオトナになったボーイズたちに勧めたいぜいたくな1台 -
第580回
自動車
プジョーの新SUV「3008」はデザインでの購入者が大半! リゾートホテルのような内装とクーペフォルムが牽引する -
第579回
自動車
新型「プレリュード」は今のHondaを凝縮したハイブリッドスポーツの前奏曲だ! -
第578回
自動車
クラウン・エステートで車中泊体験! 「おもてなし」シートで過ごすぜいたくなドライブ体験 - この連載の一覧へ



























